東北OLM2
1996年9月7日、8日 山形県大井沢にて
朝5時30分、目覚ましのベルに目が覚める。OLMの朝だ、準備は夜のうちに
終わっている。車に乗って一路東北道へ・・天気は小雨、那須のあたりから
雨が強くなり、福島はドシャ降りだ。国見SAで給油しながらちょっと不安
になる。
山形道に入ると雨も小降りになってきた。ウンこれならいけるかもしれない
と気分が良くなる。寒河江のインターを出るころはもうすっかり雨も上がっ
ていた。 寒河江ダムを過ぎて左折、大井沢へ向かう。空には晴れ間もチラ
ホラ見えてきた、こりゃPLAさんの祈祷が効いたかな?
11時30分会場到着。いくらなんでも早すぎるので伝承館を見学する、¥200
日釣り券も売っていたのでこれも買う¥450 安い!
伝承館の月山和紙作りの三浦さんと話す、伝統を伝える人の話しは面白い、
話しの内容はこのホームページの別のページに掲載してあります。
1時会場へ行く。黒い犬を連れた人がいる・・都築さんかな? 奥さん連れの
人と話している、誰だろうか? 「こんにちは黒沢です。都築さんですか?」
「そうです。こんにちは」「たまくらです。こんにちは」たまくらさんだった
ニコニコ笑いながら挨拶するその胸には自然観察員の名札が付いている。オ〜
クロとたわむれる都築さん たまくらさんと秋田美人の奥さん
幹事二人はまだ来ていない。都築さんが朝からの状況を説明してくれる。朝ま
での雨でどこも茶色の増水だそうだ。たまくらさんは濁り沢へ、私は6月の例
の月布川のポイントへと別れて探釣に出かける、集合は4時ということで約3
時間の釣りになる。
30分で例のポイントに到着、さっそく支度して川へ行く。この日の為に巻いた
ブラックパラダン14番をティペットに結ぶ。 3投目 バシャっと大きな音を
たててアタックしてきたのは23センチの幅広ヤマメ。 今日はキャンプなので
塩焼き用にとりあえずキープする。その後は適当に遊んで、川から上がり柳沢
そばを食べに行く。会場に戻ったのは4時ちょうどだった。
この日釣った唯一のヤマメです タイイングする野村さん。ザッコさんとPLAさん
会場に戻ると、いるいる テーブルの周りに何人もの人々。挨拶するとPLAさん
「秀」さん、ザッコさん、野村さん、都築さん、ゆめさん、NOBEさんとお友達
OLMらしくなってきた。 野村さんが自作の毛針を巻く。私が都築さんに頼まれ
てパラシュート毛針を巻く。「秀」さんのデジカメの話で盛り上がる。都築さん
にテンカラの振り込みを教わる、なかなか難しい。クロはみんなの間を周りなが
ら愛敬を振りまいている。
そこへたまくらさんが奥さんと帰って来た。どうやら釣りの方はダメだったらし
い。たまくらさんにせがんでフライボックスを見せてもらうと、これがスゴイ!
芸術品のようなフライがズラリ! 本人は謙遜していたが、ほとんどプロのフラ
イボックスと変わらない・・・!!全員、眼が 点 状態になってしまった。
これが このあとたまくらさんの「フライあげますよ」の言葉に全員が異常反応
を起こすきっかけになった。
しばらくして鵜住居さんが到着、奥さんも一緒だ。フライボックスを見せてもら
うと、奥さんの花のフライが話題の中心になる。きれいなフライだと皆大騒ぎ。
夕方になったので全員で夕食の準備をする。火起こし、芋煮の仕込み、ランタン
の準備、テント張り、とけっこう忙しい。中でもザッコ料理長とPLAさん「秀」
さんは大忙し。たまくらさんの奥さんが仕込みの主役、鮮やかな手つきで材料を
さばく。 芋煮用の大鍋が湯気を上げ始めると1人2人と火の近くに集まり、その
うち全員がグルリと火を囲んでしまった。たまくらさんの「フライどれでもあげ
ます」の声に全員が群がる!まるでハイエナの群れ!私はテレストリアルを1本
もらったが、野村さんはなんと11本も取っていたそうだ、恐るべし野村の早業。
大鍋が煮上がる、山形風の本格的な芋煮だ。ザッコ料理長が何度も味見をしながら
仕上げた本物の味だ。火を囲んで全員で食べる。 お・い・し・い・・
食べながら都築さんの挨拶のあと全員が自己紹介する。
都築さん---「遠いところをようこそ、皆さんに会えてうれしいです」
野村さん---「ひさしぶりの山形で楽しんでます、芋煮おいしいです」
たまくらさん--「来年は秋田でもOLMをやりたいのでご協力お願いしまあ〜す」
奥さん----「近々瀬音デビューを果たしたいのでよろしくお願いします」
玉田さん--「まだ3回しか釣りに行ってなくて、未だ釣果なしです」
NOBEさん--「茨城から来ました、毛針を巻いたことのないフライマンです」
大内さん---「NOBEさんに誘われて来ました、初心者ですよろしく」
kuroo----「予想してた顔と会ったときの顔が違うのでOLMは面白いですね」
PLAさん--「私の名前は本当はピーエルエーと言うのですがプラになってます」
「秀」さん--「瀬音でPLAさんや都築さんと知り合えて良かったです」
ゆめさん---「最初、山形は私だけだったんですが最近は増えたので嬉しいです」
鵜住居さん--「はッきりいって私より妻の方が釣ります」
奥さん----「さかもとの妻です、テンカラとフライをやります」
ザッコさん--「皆さんに会えてうれしいです、参加して良かったと思ってます」
岩魚汁もおいしい、「秀」さんの厳選した地酒の数々、私は迷わず「初孫」の吟醸
を選ぶ、冷えていて う・ま・い!
星空の下、宴会は続く、しかし酒が効いた・・・・その後をあまり覚えていない。
覚えているのは玉田さんに連れられてテントにもぐり込んだこと「秀」さんのお酒
は回りが速い!4種混合で飲んだのもマズかったか?
午前4時 トイレをがまん出来ずにテントから出る。見上げると満天の星! また
テントに戻るのがもったいなくて、そのまま夕べの残り火に火をつけて、たき火を
始める。 夜明け前のゴールデンタイムだ、空の色が刻々と変わっていく、明るく
なって、色がついていく。 久しぶりに夜明けの空の色を見ることが出来た。
5時 ゆめさんが起きてきたが、寒いと言ってまた車に戻る。
5時半 PLAさんと都築さんが起きてきた。沸かしておいた鍋のお湯でラーメンを
作って食べる。アツアツのラーメンがおいしい! 湯気が真っ白に上がる。
6時 二人と別れて昨日のポイントへ行く。やはり6月の大ヤマメの幻影がまだ残っ
ている、困ったものだ。 ポイントに着いて竿を出すが釣れたのは25cmのウグイ
が1尾のみ、これまた困ったものだ。予定より早く会場へ戻ると野村さんが居て、
二人で色々と話す。皆それぞれの場所へ釣りに出かけたそうだ。
最初に帰って来たのは「秀」さん、三人で会場の後片付けをしているうちに鵜住居
さん夫妻が帰ってきた。奥さんのほうがたくさん釣ったそうだ、この夫婦はずっと
円満にいくに違いない。そのうちPLAさん都築さんが帰ってきて全員で後片付けを
して11時に解散した。ザッコさんとゆめさんはまだ釣りから帰らない。
都築さん、PLAさん「秀」さんありがとうございました。来年も会えますように。