妙高高原 黄葉のカラマツ林を歩く
きのこ勉強会で山を散策中に、初めて参加したグループが本来なら引き返す場
所よりも先へ先へと行ってしまったので追いかけた。やっと追いついた時には
周回ハイキングコースの中程を過ぎていたので、そのまま周回しようというこ
とになった。
広いカラマツ林に差しかかった時だった。斜光が柔らかい影を落ち葉で絨毯に
なったような道に落とし、ハラハラと金色の落ち葉が降っていた。青空に金色
の葉が輝き、道は金色の絨毯。カラマツの影が地面の曲線を鮮やかに映し、そ
の先の道へと誘う。しばらく陶然とする光景だった。たまたま道を間違えたグ
ループがあったから出会えた風景だった。こういう嬉しい誤算もありがたい。
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