命を宿した縄文杉



縄文杉の絵が宿題になっていた。屋久島に行って縄文杉のすぐ上で野営し、
翌朝暗いうちから縄文杉の前に立っていた。明るくなる前に、縄文杉がまる
で息をしているようにボワ〜っと赤くなった。その瞬間、まるで縄文杉が命
を膨らましているように感じた。何とかその時の情景を絵に描きたいと思っ
ていた。今回やっとそれに挑戦することが出来た。まだまだ不完全で、納得
行かない出来上がりだが、その時の雰囲気は出たかなと思う。心象風景では
なくて、本当に目の前で展開された命の景色だった。          





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