瀬音の森・源流部会
秩父荒川水系滝川ブドウ沢イワナ生息状況調査
2006. 6. 10/11
●日時:2006年6月10日(土)〜11日(日)
●参加者:長南、吉瀬、関根、藤木、大村(報告者)
6月10日、11日に秩父荒川水系の滝川支流ブドウ沢のイワナ生息状況調査を行いました。
参加者は長南さん、吉瀬さん、関根さん、藤木さん、大村の5名でした。
この流域は過去に他産地イワナの放流が行われたとの情報があるところで昨年に引き続いて
の調査です。
今回はブドウ沢を源頭まで詰めて雁峠を越え山梨県広瀬に降りることにしました。
また、荒川水系渓流保存会の調査とも日程が重なったため、調査区域を分担してテン場は同
じ場所としました。
1日目源流部会は滝川本流からブドウ沢に入り中流域のテン場までを調査、保存会は山梨県
広瀬からブドウ沢に入りそのまま下降して水晶谷を調査しました。
梅雨の合間の晴天に恵まれ気持ち良くテン場まで調査することが出来ました。
保存会の人達と合流しての夕食ではブドウ沢の今後のこと等たいへん有意義な意見交換をす
ることが出来ました。
2日目は雨に降られましたが、合同で上流域の調査と周辺環境の視察を行いました。
イワナは相変わらず非在来種と思われる個体がほとんどでした。
昨年はサンショウウオを捕食している個体が目立ちましたが、今年はまったく見られずトビ
ケラを筒巣ごと捕食している個体が多かったです。
周辺の環境では源頭域にあったクリンソウの小規模な群落が気になりました。