のソウルを楽しむ旅行の始まりだ。この旅行はブリザックのタイヤを買った時のキ
ャンペーンに応募したら、たまたま当選した「ペアご招待」の旅行で、カミさんに
とっては初めての韓国旅行となった。グルメツアーとのことなのでメニュー中心に
韓国紀行をまとめてみたい。
 |  |
| 我々が乗ることになった大韓航空機。 | 最初の食事は機内食。暖かくておいしい海鮮炒めでした。ムースは絶品！ |
大韓航空のスチュワーデスさんは皆きれいで目を奪われる。機内食は暖かいご飯と
海鮮炒め、オレンジジュース、抹茶ムースなどでなかなか美味しかった。ソウル仁
川（インチョン）空港へは定刻の３時３５分に到着。着陸もスムーズで不安は全く
なかった。そして、広くてきれいな仁川（インチョン）空港に降り立った。
 |  |
| 飛行中の大韓航空機。北海道と大して変わらない近さに外国があることの不思議さ。 | ガイドのキム・フェチャンさん。カメラを向けると大いに照れる。 |
案内に従って空港内を移動し、手荷物を受け取り出口から出る。そこでツアーガイ
ドの人と落ち合った。ガイドは金姫貞（キム・フェチャン）さん。挨拶をして聞く
と、今回のツアーは私たちだけとのこと。これには驚いた。最低５〜６人は参加し
ているとばかり思っていたので、招待旅行とはいえ、いささか荷の重い旅になりそ
うな気配が漂った。金さんの案内を聞きながらワゴン車でソウルに向かう。
まずはお約束の免税店に向かう。こちらは何も買う意志はないのだが、何と言って
も招待旅行で二人だけでガイド付きという逃げられない状況だ。コーエックスイン
ターコンチホテル地下の免税店ＳＫＭ DUTY FREEに連れていかれた。ここで１時
間も過ごさなくてはならないのだ。地下二階最奥の休憩コーナーに直行し、自動販
売機のデカビタに似たドリンクを飲みながらカミさんと無駄話をしていた。集合時
間の１０分前にダンヒルのキーホルダーを買って役目を終了。
すでに時計は６時を回っており、暗くなっている。次は夕食なのだが、これも選ぶ
事が出来ず、決められたお店に向かう。カルビ食べ放題がウリの金剛山（クムガン
サン）という焼き肉屋さんだった。客は日本人観光客ばかりで、店の接客を見ても
そのスジの店と分かる。骨付きカルビがすぐにテーブルのジンギスカン鍋に並べら
れ元気のいい女性店員がハサミでジョキジョキとカットしてくれる。カミさんは体
調があまり良くなく、お粥を特別注文したので、この量を一人で食べなければなら
ない。・・・これは正直言ってつらかった。サンチュもおいしかった。ナムルもお
いしかった。ただただ、肉の量が巨大だった。元気のいいお姉さんは、素早く食べ
させて、なるべく早くお店から送り出すのが私の仕事、と教育でもされているのか
私が火の強いところから横に避けたお肉を、トングでムンズとつかんで鍋の中央に
戻し、早く食べろとばかりにニッと笑うのだ。ガイドさんは立って待っているし、
本当にそそくさと２０分くらいで夕食を済ませた。いやはや、ツアーでなければ絶
対に入らない店の一つだろう。
 |  |
| クムガンサンのカルビは美味しかった。出来ることならもっとゆっくり味わいたかった。 | これを一人で食べなければならない。食べ放題とはいえ、そう食べられるものではない。 |
夕食後、ガイドの金（キム）さんと夜の予定を打ち合わせた。カミさんの希望で夜
景を見にソウルタワーに登ることと、韓国のサウナエステとでもいう汗蒸幕（ハン
ジュンマク）をオプショナルツアーに組んでもらった。ソウルタワーは３０００円
、ハンジュンマクは二人で２００００円とのこと。ハンジュンマクはちょっと高い
かと思ったのだが、私も行って見たかったし、こういう機会でもなければ、まず行
かない場所なので案内してもらうことにした。
 |  |
| クムガンサンの入り口です。たぶんもう行かないと思う。 | ソウルタワーの前で記念写真を撮る。マイナス５度くらいだったでしょうか。 |
車でソウルタワーの麓まで南山（ナムサン）を登る。駐車場から最後の急斜面を歩
いて登る。途中でサッカーの話題になり、偶然私の好きな洪明浦（ホン・ミョンボ
）の話になった途端ガイドのキムさんが大きな声を出した。「ホンミョンボだった
ら私の親戚よ！サインもあるし、明日持ってこようか？」いやはや、驚いたのはこ
っちだ。日本に来た韓国人サッカー選手の中では最も好きな選手で、尊敬している
選手だったので、この申し出には一も二もなく従った。なんとも不思議な縁でもあ
る。私は洪明浦の試合を韓国で見たくて韓国語を勉強し始めたようなものだから。
３人でソウルタワーに登った。３６０度の展望台をゆっくりと回りながら夜景を堪
能する。これほど素晴らしい夜景は初めてだった。香港が１００万ドルの夜景なら
ソウルは１０００万ドルの夜景だとガイドのキムさんが言う。なるほど３６０度ど
こを見ても宝石箱をひっくり返したような光の渦の中心にいると、そう考えるのも
納得できる。日頃夜景になどは興味がないのだが、ここの夜景は違う。一見の価値
がある。夜景好きのカミさんは大感激だった。ガイドの金さんはここでプロポーズ
されたのだと自慢そうにはにかんでいた。
 |  |
| １０００万ドルの夜景の一端が届けられれば・・・ | 本当にキラキラして宝石のような夜景でした。 |
タワーを降りたところに伝統的な東屋とのろし台があり、カップルがたくさんたむ
ろしていた。ここはソウル１のデートコースなのだという。この夜景を見ながらデ
ートするなんて女性にはたまらないコースなんだろう。この寒さの中でじっと自分
の思いを胸に秘めて耐える・・・ガンバレ！ソウルのワカゾー達！
 |  |
| 幻想的な伝統建築の東屋（あずまや）です。きれいでした。 | これが１３００年前に使われていたのろし台です。 |
車で宿泊予定のホテルに向かう。地下鉄の明洞（ミョンドン）駅のすぐ近くにある
パシフィックホテルが今回の宿だ。チェックインはキムさんがやってくれた。部屋
に荷物を置いて、すぐに夜の明洞に出かける。行き先はちかくにある汗蒸幕（ハン
ジュンマク）の「明洞 天地然（チョンジヨン）」だ。電話ですでに予約してあり
体を運べば良いように手配してもらっていた。
【汗蒸幕体験記】へ
