長野の釣り
20年ぶりに高校時代の友人と釣りに行った
本当に久しぶりに高校時代の友人と20年ぶりに釣りに行った。昔、群馬の上野村
に何回も釣りに行っていた釣り友達で、久しぶりに釣りに行こうと言うことになり
長野の渓流に出かけた。朝5時に友人の家で起きてすぐに車に乗って出発。天気は
上々、まだ寒いが昼の気温は上がりそうなので毛針にも反応するだろう。
車は志賀坂峠を越え、武道峠を越え佐久に入る。ここで一回竿を出す。2時間くら
いのつもりが3時間も遊んでしまった。風もなくレベルラインのテンカラが気持ち
良く伸びる。久しぶりの釣りなので後ろの草に引っかけたり、上の木の枝に引っか
けたりしながら釣り上がる。何度かモコッという反応があるのだが乗らない。やは
り12番では見切られてしまうのか・・・疑心暗鬼になりかけた時だった、明るい
チャラ瀬でひときわ大きな水しぶきが上がり、合わせに乗ったのは18センチほど
のヒレピンヤマメだった。これが今期初釣果!素直に嬉しかった。ここでは2尾の
ヤマメが遊んでくれた。
ちょっと早めの昼(銀ちゃんお手製の親子丼)を食べて、場所を移動する。車で2
0分ほど走った芦の多い川が今回本命の川だ。橋の横に車を停めて上流と下流に別
れて入渓する。風が上流に向かって吹いているので、私が上流に向かう。背の高い
芦の間に川が流れていて、ポイントは芦の隙間にある。キャストに神経を使いなが
ら毛針を流すと何投目かにいきなりバシャっと水しぶきが上がり、イワナが釣れた
。きれいなイワナに思わず見とれてしまう。
芦の間からのキャストはライントラブルが多い。背の高い芦にからまったラインを
ほどくのも大変だ。それでも魚の反応が良いので楽しい。この川ではヤマメ1尾、
イワナ3尾を釣る事が出来た。ヤマメは流芯から横っ飛びに毛針に飛びついた元気
者だった。いやはや、久しぶりの感触に顔が思わずゆるんでしまう。菜の花が盛り
を過ぎて咲いている中を歩きながら鼻歌が出てしまった。
さらに場所を変えて釣るが、そこではイワナ1尾だけしか釣れなかった。初夏の長
野はカラマツの新緑に覆われていて、遠くに見える八ヶ岳はまだ残雪が白い模様を
残していた。暖かい日差しの下、美しい景色が広がっていた。良い釣りが出来ると
、なぜこんなにも景色が美しく見えるのか・・・じつに不思議だ。
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