再会の嬉しい釣り


北海道OLM1日目
懐かしい人、初めての人、15人の仲間が北海道に集まった。



北海道OLM1日目


02年北海道OLM1日目

7月4日、9時30分に羽田でクロさんと待ち合わせる。ANAのカウンター前で会い
挨拶を交わす。クロさんとは今日初めて会うのだが、想像していたよりも大きくて面
食らってしまった。荷物を預け10時20分発の千歳行きに乗り込む。機内では西別
川がどんな川なのか、どんな釣り方が良いのか、ポイントはどんなところかなどの話
が弾んだ。11時30分千歳にあっという間に着いていた。           

千歳ではオプティさんと待ち合わせている。クロさんの携帯にオプティさんから連絡
が入り、搭乗口に居るとのことなので急いで中に入り目指す番号の搭乗口に行く。グ
レーのTシャツを着たオプティさんはすぐに分かり、初対面の挨拶を交わす。柔らか
な大阪弁が耳に心地いい。3人ですぐにお弁当(私は鮭いくら弁当とクラシック生)
を買い登場時間までの間、食事しながらいろいろ話した。            

千歳で乗り換えて中標津に行くのは初めてだったが、飛行機は順調に飛行し40分弱
で中標津に着いた。一年ぶりの中標津空港に到着してやっと北海道OLMの始まりを実
感した。空港にはひろしさんが来てくれていて、一年ぶりの固い握手を交わした。ひ
ろしさんの車に乗り込む時に預けていた竿の話をしていたら、何とリールを忘れて来
た事に気がついた。わたしは竿と一緒に預けていたつもりになって持ってこなかった
のだが、ひろしさんは竿しか預かっていないとのこと。ショック! 結局ひろしさん
にリールを借りることになったのだが、これがミソのつき始めだった。      

3人を乗せたひろしさんの車はどこまでも真っ直ぐな北海道の道をキャンプ場に向か
ってひた走る。一年ぶりの会話が車内で弾む。思っていたよりも気温が高く、これな
ら良い釣りが出来そうだと良い方向にばかり気が走る。毎年のことだが、この時間が
もっとも心はずむ時間だ。                          

集合場所の虹別オートキャンプ場ではすでに山男魚さんが岩田トーシローさんとビー
ルを飲んでいた。荷物を運び、挨拶を交わし、缶ビールの誘いを受けながら着替えて
クロさんと二人で釣りに出かけた。集合までの二時間を観山橋から入渓しようという
ことになったのだ。ひろしさんに観山橋まで送ってもらい一年ぶりの西別川に入る。
さあ、挨拶代わりの釣りの始まりだ。                     

入渓からしばらくの間はアタリがない。ここの流れは透明で、至る所に梅花藻がゆら
めいている。なんだか梅花藻が増えたようで嬉しい。倒木の陰から最初の一尾が出た
。20センチくらいのアメマスだった。やはり最初の一尾は嬉しいもの、お礼を言っ
て流れに返す。クロさんにも最初の一尾が来た。やはり20センチくらいのアメマス
だった。大きな体のクロさんが持つとアメマスはやけに小さく見える。記念の写真を
撮って流れに返す。その後ぽつぽつと釣れ続き、15〜6尾のアメマスとヤマメが釣
れた。大きさは25センチが頭というところ。大物は明日からの本番にゆだねよう。
初日2時間の釣りならまずまずの釣果だろう。シュワンベツダムの下、養魚場のポイ
ントから脱渓した。                             

キャンプ場に歩いて戻ると西別川さん、ハミさん、わたるさん、naruseさん達が居て
、大勢の交わす挨拶の輪に加わった。コテージで着替え、バーベキューの準備をする
。巨大な保冷ボックスを運び、ビールの山を運ぶ。バーベキューハウスでは炭の火興
しと食材の加工が着々と進んでいる。西別川さんは大忙しである。炭火焼きが待ちき
れない人たちはすでにあちこちで缶ビールを「プシュッ」と言わせている。私もしっ
かりその一人だった。このアバウトさもこのOLMのいいところだ。        

明日からの釣りの話、過去の釣りの話、近況、その他諸々の話が弾む中、真っ赤に熾
った炭の上に金網が置かれた。金網の上には巨大な殻つきホタテ、時鮭の串刺し、岩
牡蠣、丸ごとイカ、トリ貝、コマイなどが次々に置かれ、いい匂いがバーベキューハ
ウスに充満してきた。幹事の西別川さんから挨拶があり、藪の高橋さんの音頭で乾杯
へと進む。そして飲んで食べる宴会モードへと突入した。ビールで始まり、焼酎が出
てきた。日本酒もある。ウイスキーも出て来たしワインもある。ラフロイグの栓も開
けられた。全開モードの宴会になっていった。                 

すでに酔いの回っていた山男魚さんが暴走を始める。まあ、この日のためにお酒を我
慢していたのだから仕方ない。誰彼と無く抱きついていく。逃げる人もいるが、まあ
これは挨拶のようなもので害はない。アツアツの巨大なホタテに醤油をかけて頬張る
。一つ食べただけで満腹になりそうだ。鮭も牡蠣もイカも美味い。ハマグリのような
アサリも旨い。話が弾んで時間があっという間に過ぎていく。ラフロイグに酔い、サ
ッカー応援歌「アイーダ」を絶叫したことは覚えているのだが・・・どうやってコテ
ージに帰ったのか?・・・どうやって寝たのか?・・・まったく覚えていない。  


 
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