瀬音の森ニュース 104


西木村間伐交流会に参加しました



2003. 6. 21



6月21日(土)西木村の潟野地区で間伐交流会に参加しました。

西木村で定期的に開催している森林保育活動、今年は同村潟野地区で間伐、天然林育
成除伐、枝打ちなどを行いました。参加者は首都圏や岩手、地元秋田から集まった以
下の方でした。(ハンドルネール敬称略)kuroo、ハミングウェイ、琥珀、たまくら
、ジュリー、岡田さん、渡部さん、フクロウ、nyanko、ひらり〜、奥貫さん、田辺さ
ん、old-bean、藪沢賢治、健、原渓、ponta、木戸口英司さん、榊田仁さん、館岡秀
昭さん、白瀧、吉田さんの22名でした。他に小田原育林隊の皆さん、MORIMORIネ
ットワークの皆さん、早稲田大学の皆さん他大勢でした。            

開会式の場所に集まり、受付を済ませる参加者。 助役の挨拶。森は水を作り、空気を作るという言葉が印象的でした。

林道を入ったところにある集合場所には大勢の地元潟野地区の皆さんが待ち、バスか
ら降りて歩いてくる首都圏からの参加者を待っていました。整地された栗林の下が開
会式の場所です。助役の挨拶、ふれあいの森推進協議会副会長の挨拶、前担当者で秋
田県会議員の門脇さんの挨拶があり、主催者から作業手順の説明がありました。今回
は班分けして指導者を決め、事故のないように作業を進めるようになっています。 

一列に並んだ指導者の顔ぶれ。安全第一の作業を指導します。 さあ作業開始だ! それぞれの担当場所へと急ぎます。

班毎に作業区域と作業内容が明確に分けられていて、とても分かりやすく安全に配慮
されていました。主催者の心配りと熱意を感じました。瀬音の森は「育天隊」と名付
けられ、3班に分かれて天然林育成の除伐を行います。班長は渡部さん、琥珀さん、
健さんにお願いし、私は3班を巡回する役目でした。              

今年も参加の田辺さん。 忙しく動き回るnyankoさん。

いよいよ作業開始。チェーンソーを使ったことがない人が多く、しばらく私が実演し
その後参加者に任せました。各班に一人、森林公社の人や林務課の人が付いているの
で安心して任せられます。午前中いっぱいは5班が担当する区域の応援をしていまし
た。ここは天然林が少なく、手引き鋸による間伐作業が中心になっていたのです。と
ても体力を消耗する作業で、休憩しながらやっていましたが、汗だくになってしまい
ました。                                  

初参加の榊田さんと館岡さんも大忙し。 暗い杉林の間伐をするハミングウェイさん、琥珀さん、岡田さん。

昼食は林道の上にブルーシートを広げて潟野地区のお母さん方が作ったお握りやみそ
汁、漬け物などでした。みそ汁も漬け物も美味しくてお代わりする人が続出でした。
日陰で休憩しながら、いろいろな人と話が弾みます。久しぶりに会うメンバーと釣り
の話をしたり、地元のお父さんと山の話をしたり、村役場の人と打ち合わせたり、山
主さんと山の手入れの話をしたりと忙しい時間でした。             

林道のブルーシートが鮮やかに、昼食会場です。 輪になって話ながら食べる渡部さんチーム。


ハミさんチームは林の中の日陰でくつろいでいます。 昼食を作ってくれた潟野地区のお母さん達。ごちそうさまでした。

午後は瀬音の森全員が天然林の除伐に回り、明るい林の中で鋸を使って汗を流しまし
た。疲れが溜まらないように休憩を取りながら作業を進め、3時半の作業終了まで少
しでも広い面積を健康にしようと頑張りました。村の人が笹を刈り払い機で刈り払う
とそこには広く明るい天然林が出現しました。こういう森作りはじつにいいです。達
成感もあるし、見るからに森が健康になっていく様子が分かり、樹種が多いので勉強
しながら作業が出来ます。今回はウリカエデの太い木を切りましたが、じつに水分の
多い木でした。こんな事も作業の中で分かる楽しみの一つでした。        

さあ、午後の作業開始です。 地元のお父さんが桜の皮剥きを実演してくれました。工芸の材料です。


こんなにきれいな林になりました。天然林の育成には除伐が必要です。 へとへとになって休憩です。日陰に集まって。


お茶やジュースの差し入れがじつに嬉しい休憩です。 フクロウさんがチェーンソーで除伐に挑戦しています。


渡部さんのチェーンソー捌きは慣れたもの。 奥貫さんが教わりながら除伐をしています。

作業終了の合図で全員が朝の開会式の場所に移動し整列します。主催者の挨拶の後、
潟野集落の方達が全員紹介され、参加者から大きな拍手をもらいました。本当にこれ
だけの場所の準備は大変だったと思います。解散して、三々五々かたまえ山のコテー
ジに戻り、温泉に行く人、釣りに行く人、休んで寝る人などに分かれました。私は釣
りに行ったのですが、それは別のページで「番外編」として書きます。      

作業が終了して閉会式になりました。 潟野地区から参加の皆さん。ありがとうございました。

6時から森の学校で懇親会が開かれました。ボランティアの人々、村の関係者、地元
潟野地区の皆さん、そして小波内集落の皆さんも加えて大勢の懇親会でした。懇親会
の様子は以下の写真をご覧下さい。                      

交流会の始まりは斉藤副会長の挨拶から。 岡田さん、ひらり〜さん、ハミングウェイさん、たまくらさん。


渡部さん、白瀧さん。 いつもにこにこ、フクロウさん、nyankoさん。


いろんなところに出没して盛り上げるkurooと館岡さん。 一緒に作業した河北新報社の片桐記者と吉田さん。


小波内から参加の美女ふたり。 いやいやお父さん、お疲れさまでした。と肩もみ。


漬け物名人のお母さんを囲んで話を聞いてます。 健さん、白瀧さん、ひらり〜さん、奥貫さん。

翌朝早くから釣りに行く人もいました。私もその一人でしたが(笑)、炭の窯出しの体
験をしたり、おいしい朝食に舌鼓を打ったりしました。食事を担当してくれたのは、今
回も岩手メンバーでした。pontaさん、原渓さん、健さん、藪沢賢治さんお疲れさまで
した、そしてありがとうございました。                     

瀬音の森メンバー揃って記念写真を撮りました。


東京へ帰るバスを見送る参加者。 朝に合流した渡部さんの友人2名も釣りをしてきました。