瀬音の森ニュース 109


小菅の収穫祭&クリーン作戦



2003. 11. 2.3



11月2日(日)3日(祝)の二日間、小菅で収穫祭を行い、クリーン作戦に参加しました。

11月2日(日)小菅の畑で秋蕎麦と落花生の収穫をしました。朝8時半に奥多摩駅
で初参加の池さんをピックアップして畑に向かいました。奥多摩湖の紅葉が見事でし
たし、小菅の山々もきれいに紅葉していました。集合場所にはまだ誰も到着していま
せんでしたが、すぐに身支度して二人で畑に向かいました。蕎麦や落花生にイノシシ
の被害がないかと心配だったのですが、まったく被害はなく無事でした。     

池さんが手に持っているのが落花生です。 坪井さんと加藤さんは秋蕎麦の刈り取りです。

落花生は葉が枯れていました。唐グワで根の近くを掘って土を緩ませて、手で株を持
ってゆっくり引き上げると白いサヤがいっぱい付いていました。どうやら落花生は無
事に実ったようです。植えるときにサヤ毎植えるという失敗をしてしまったので心配
していたのですが、こうして無事に育ってくれると嬉しいものです。そうこうしてい
るうちに加藤さんと坪井さん夫婦が到着しました。挨拶を交わしてすぐに作業に加わ
りました。                                 

蕎麦の刈り取りで満足そうな加藤さん。 今年の蕎麦は出来が良くなかったようです。少ないですね。


畑の周辺も紅葉がみごとでした。 落花生はこんなに沢山採れました。大漁・・いや、豊作です。

秋蕎麦は昨年よりもずいぶん少ない収穫です。蒔いた種も少なかったのでしょうか。
育ちも良くなく実も少ないようです。刈り取りは皆さんにまかせて、私はハバ木を作
りました。束ねた蕎麦を干すための横棒作りです。杭を打ち込んで横棒を水平に針金
で止め、この棒に振り分け結びにした蕎麦の束を引っかけます。作業は順調に進み、
午前中には終わってしまいました。ハミさん達に少し残しておこうという事になり、
畑では収穫の乾杯となりました。                       

収穫祭の乾杯。青空の下のビールが美味い。 岡田さんが落花生の株を掘っています。


ハミングウェイさんが落花生を掘っています。 猫ミュウさんと土筆さんも落花生を掘りました。

そして、ハミさん、岡田さん、佐藤さん、後藤さんの到着です。猫ミュウさん夫妻、
野村さんも到着しました。それぞれに蕎麦と落花生の収穫を体験してもらい、河原で
昼食となりました。昼食のメインは何と言っても生落花生の塩ゆで。秩父の安谷さん
が「落花生の食べ方の中で一番美味しい食べ方です」という食べ方です。ゆであがる
のが待ちきれずに一つ二つとつまみ食いする人が続出し、鍋奉行のハミさんもお手上
げ状態。                                  

落花生の塩ゆでに挑戦です。これがじつに美味かった。 みんな揃って暖かい日差しの中で昼食です。

これはじつに美味しいものでした。柔らかくクリーミーなピーナッツとでも言うので
しょうか、初めて食べるその食感にびっくりしました。豆類は足が早いので、こうし
て食べられるのは収穫した日だけでしょう。まさに収穫した人間の特権とも言える食
べ方だと思います。皆さんも機会があったら是非食べてみてください。けして大げさ
でなく納得してもらえると思います。                     

ゆっくり昼食を食べ、ビールを飲み(^^;)、周辺の紅葉を楽しみ、キビタキのさえずり
耳をを傾け・・・優雅なブランチを楽しみました。               

昼食はのんびり食べてゆっくり休みました。 さあ、山登り。山小屋の下の広葉樹もみごとな紅葉です。

休憩が終わり、全員が山登りの準備をしました。西木村から送られた炭が4つの袋に
入っており、それを担ぎ上げなければなりません。私もザックに一つ詰め込んで準備
しました。炭の他にも今晩の食材やら寝袋やら沢山の荷物があり、各自分担しての登
山となりました。つづら折りの登山道を登りながらムラサキシメジを発見、袋に収穫
して今晩の食材としました。                         

鹿の角をオブジェとして軒先に取り付けました。 それを見ているみなさん。


おちゃめなハミさん。「ツノだぞぉ〜〜〜」 暗くなったら宴会の始まりです。

山小屋には先日渡部さんが作ってくれた薪がたくさん積んでありました。小屋の中か
ら蝦夷シカの角を持ち出して屋根の軒にコーススレッドで止めました。以前からシン
ボルとして使おうと思っていたので良い機会でした。鹿角付きのなかなか面白い、山
小屋らしい屋根になりました。猫ミュウさんの音頭でモロクボ平に登ってキノコを探
そうという声が上がり、何人もの人が行くことになりました。私はこのまま帰らなけ
ればならないので残念ながら下山です。                    

後ろ髪を引かれる思いで下山し、帰宅の徒につきましたが、奥多摩街道は紅葉見物の
大渋滞でした。3時半に小菅を出て、自宅に着いたのは夜の8時半。疲れました。 

宴会は続きます。 楽しい時間を過ごしています。



翌日は小菅村の「多摩源流クリーン作戦」に参加し、村の人たちと一緒に河川清掃を
行いました。以下はその記録写真です。この日は稲垣さんが参加し、瀬音の森のクリ
ーン作戦参加者は11名でした。                       

朝8時に中学校の校庭に集合した参加者。 続々と村の人もやって来ます。我々は漁協の皆さんと一緒です。


小菅組合長の挨拶でクリーン作戦の始まりです。 河川清掃班は気合い充分です。


下流域に入った女性チーム。最初は元気でした。 広い河原をゴミ拾いしながら歩きます。


時にはこんな高巻きもありました。ハードです。 川の周辺はみごとな紅葉でした。