瀬音の森ニュース 120


3月の秩父間伐教室



2004. 3. 20/21



冬に逆戻りのような寒さの中、3月の秩父間伐教室を行ないました。レポート:長南善行

3月20日(土)は秩父市内の寺尾にある関根山林で、キノコのコマ打ちを行い、
21日(日)は秩父郡横瀬町の正丸オートキャンプ場でログハウスの基礎部分の 
組み立ての手伝いをした。土曜日は昼頃に雨から雪になったので作業を中止。  
残りの作業を日曜のログハウス組み立てのあと行なった。           
気の早いキノコは今年の秋にでるそうだ。                  

今回コマ打ちするのはシイタケ1000コマ、クリタケ500コマ、
ナメコ1000コマ、エノキ500コマ。こんな箱に入っている。コマはブナ材。
ホダ木はコナラ(写真)、サクラ、ケヤキ。
コナラは全部のホダ木に使う。サクラはナメコ、ケヤキはエノキに使う。


まずドリルで穴を開ける。関根さんのお手本。 2人1組になってコマをセットして木槌で打ち込む。
琥珀さんと稲垣さんのペア。


カワニシさんもコマを打つ。雨が降ってきた。 コマ打ちしたホダ木は並べて安置する。こうやって菌糸が定着するのを
待つ。ある程度経ったらひっくり返す。
この日はシイタケ1000コマとクリタケ500コマを59本のホダ木に打った。


昼食のころには雨が雪に。作業は中止。この日の参加者は関根さん、
ハミさん、安谷さん、稲垣さん、琥珀さん、カワニシさん、長南の7名。
正丸オートキャンプ場に行くと、例のイテヤカエデにすでに管が付けられ
ていた。これでメープルシロップを採る(予定)。


ヨモギを摘んで草餅を作る。 アンコ入り草餅。


ナメロウ(稲さん作)が出て日本酒モード。今日の宴も豪華になりそう... メインはすき焼きでした。


翌朝は正丸オートキャンプ場でログハウス組み立ての手伝いをした。
仮組のログに穴を開け取り外していく。こうやってばらし終ったら
本組みでボルトに差し込んで組み上げる。
どんどん穴を開け外していく。昨夜から参加の渡部さん。


あっという間に解体終了。 本組みはこの上に組み上げるそうだ。
我々は昨日残したコマ打ちのため関根山林へ。


昨日とうってかわって今日はいい陽気。まるでピクニックにきているようだ。 ナメコはコマ打ち面をサンドする方法も試す。


こんな具合にコマ打ち面をサンドする。
側面からも菌糸が伸びるようにコマ打ちしてある。
ナメコとエノキは日陰に安置する。手前がエノキ、奥がナメコ。


今日はエノキ500コマ、ナメコ1000コマを54本のホダ木に打って作業終了。 作業を終えて集合写真。お疲れ様でした。