瀬音の森ニュース 151


日光戦場ヶ原の自然勉強会



2005. 6. 4.5



日光戦場ヶ原の自然を観察しました。魚と森の観察園にも行きました。

6月4日(土)5日(日)の二日間、日光の自然観察と鹿の食害の様子を観察に行って
きました。二日目には中央水産研究所の「魚と森の観察園」を見学しました。参加者は
渡部さん、kazuyaさん、奥貫さん、こねこさん、加藤さん、琥珀さん、kurooの7人
でした。当日は雨予報だったのですが、幸い大した雨に降られず、充実した時間を過ご
すことが出来ました。鹿食害の深刻さは見た目以上に深刻だと思います。平方キロ22
頭の鹿はどう考えても多すぎますが、これといった対策はありません。日光の現状が明
日の丹沢や秩父の姿だとすれば、今何か手を講じないと手遅れになりそうです。   

集合場所の赤沼茶屋から千手が浜まで出発です。 戦場ヶ原自然研究路「日光てくてく歩道」の入り口看板。


ズミ林で大喜びの琥珀さん。ズミもこんなに大きくなる。 湯川にかかる橋の手前で。


湯川はフライフィッシングの発祥の地であり、聖地でもある。 アカマツの幹から広葉樹が生えている。どうして???


小休憩を終えて歩き出す参加者。 周辺の樹木、花、鳥を見ながらゆっくりとした散策です。


鹿除けフェンスに取り付けられた回転ドア。 小田代ヶ原は素晴らしい景観でした。


鹿除け柵の内側と外側の植生がハッキリと違っている。 切り通しの峠を越えて中禅寺湖に向かって歩きます。


満開のトウゴクミツバツツジ。おしべが10本あります。 至る所に鹿除けネットに守られた木が立っています。


下層植生はほとんど無くなっています。見通しの良い荒涼とした風景。 川には尺イワナの群れが悠々と泳いでいました。


渕ごとに歓声を上げてイワナウオッチングしました。 そんな川の畔で昼食タイムです。


加藤さんは缶ビールをぐぃっと。 イワナだ!ライズだ!と騒がしい人達。(私も含めて)


白樺林の前で渡部さん。 なぜかストローブマツだけが枯れています。原因は分かりません。


西ノ湖に向かう吊り橋の上で。 巨大なミズナラがありました。エゾハルゼミの抜け殻がいっぱい。


巨大なハルニレも鹿除けネットに守られています。 湖畔のヤチダモは保護林となっています。


西ノ湖に到着しました。素晴らしい山上の湖です。 記念の集合写真です。


ダケカンバの倒木更新です。 宿泊は菖蒲が浜のキャンプ場。荷物をリヤカーで運びます。


渡部さんが調理中。 宿泊したバンガロー。快適でした。


部屋の中でカレーを作っています。 渡部さん食事当番ありがとうございました。


朝の中禅寺湖畔。川には小さな魚や大きな魚がライズしていました。 中央水産研究所の「魚と森の観察園」を見学しました。


受付するkazuyaさん。一般300円です。 アクリル水槽にヒメマスが泳いでいました。


こちらはブルックトラウト。他には、ブラウン、桜鱒、イトウなどが。 朱点の鮮やかなアマゴが泳いでいました。


こんな形の水槽が10台ほど並んでいました。 鱒養殖発祥の地という石碑が建っていました。


養魚池が沢山あり、ペレットを投げると大迫力の争奪戦を展開します。 こんな細流にも40オーバーのニジが泳いでいます。


「おお、こんなところにも!」kazuyaさんも楽しそうです。 池の底が見えるように窓が作ってあります。


50センチオーバーのニジが目の前を泳いでいきます。 ペレットを投げながら魚観察。じつに面白い経験です。


チョウザメの池です。チョウザメはペレットを食べませんでした。 資料館には明治時代からの貴重な資料がいっぱいでした。


クリンソウの花が咲いていました。 かなり広い研究所でした。とても楽しかった。