瀬音の森ニュース 152


炭焼き窯完成!



2005. 6. 11



炭焼き窯の火入れをしてきました。

6月11日(土)12日(日)の二日間、正丸オートキャンプ場で炭焼き窯作りの最終
作業である、火入れを行いました。参加者は渡部さん、タンポポ屋台さん、kurooの3
人でした。小雨の降る中で火入れを行い、ここから延々と火を燃やし続けます。煙が重
く、酸っぱいのは多くの酢酸を含んでいるから。本来ならこの煙から木酢酢を採取しま
す。今回は煙突が出来上がっていないので採取はできませんでした。        

途中、火燃しを渡部さんにお願いし、タンポポ屋台さんと畑に野菜の収穫に行きました
。山東菜、キャベツ、新玉ねぎ、大根などを収穫して来ました。窯は8時間燃して、口
を塞ぎ、中の木を炭化する段階に入りました。粘土で密閉し、小さい口から僅かな酸素
が入るだけにして初日の作業は終了です。                    

二日目は煙が順調に出ていることを確認してから、小屋の屋根作りをしました。波板を
一枚ずつ張って行き、てっぺんを専用のトタンで止め、炭焼き小屋も完成しました。こ
の炭焼き窯はクロ炭とシロ炭の中間くらいの炭が焼ける「埼玉2号」という窯です。本
日めでたく、瀬音の森炭焼き窯「埼玉2号」が完成しました。           

いよいよ炭焼き窯の火入れです。 これから延々と火を燃し続けることになる渡部さん。


窯の煙突から重く酸っぱい煙が出てきました。 煙に捲かれるタンポポ屋台さん。目がチカチカします。


6時間燃やし続けた焚き口。煙は軽くなりました。 炭焼き窯の横で大きく育ったシイタケを見つけた。


焚き口の熾き火でシイタケを焼く。これは美味しかった。 8時間燃して焚き口を閉めた。小さな口が開いているだけ。


火が消えない事を確認して、本日の作業は終了。 杉田さんは県の依頼で俵を編んでいたので少しお手伝い。


翌日の作業は屋根張り。波板を張っている渡部さん。 屋根の半分を張り終わりました。


完成した炭焼き小屋の前で記念写真。杉田さんと渡部さん。 瀬音の森炭焼き窯「埼玉2号」の完成です。