瀬音の森ニュース 199


妙高高原きのこ勉強会



2007. 10. 13.14



妙高高原できのこの採集と料理の勉強会を開催しました。

10月13日(土)妙高高原笹ヶ峰グリーンセンターにて、きのこ勉強会が開催されま
した。参加者はNAKANOさん、関根さん、長南さん、戸ヶ崎さん(沢胡桃)JICKYさん
、みきちゃん、藪沢賢治さん、kurooの8名でした。集合場所から上流のダム周辺に足
を伸ばし、秋の山を散策しながらきのこの収穫と勉強をしました。         

今年はきのこが遅れていて、例年ならナメコやナラタケ、ムキタケがメインになるので
すが、今年はハナイグチがメインの収穫となりました。カラマツ林の藪を漕ぎながら、
宝石のような赤い傘を発見した時のドキドキ感は病みつきになりそうでした。大量のハ
ナイグチ、それも傘の小さい幼菌という上物を収穫し、川の横で昼ご飯を食べ、紅葉が
始まったばかりの山を散策してきました。帰りに寄り道したカラマツ林でも相当量のハ
ナイグチとヤマブドウを確保し、大満足でした。真っ青な空に刷毛で掃いたような白い
雲が浮かんでいました。妙高の山の恵み、ヤマブドウを口に入れると甘酸っぱく懐かし
い味が口いっぱいに広がりました。                       

買い出しをして山荘に到着。すぐにきのこの分類と下ごしらえをしました。料理は一人
一品、別々のきのこで作ろうということになりました。関根さんがハナイグチを使った
鍋。長南さんはブナハリタケと豚肉の炒め煮。戸ヶ崎さんはナラタケの卵とじ。kuroo
はクリタケ、キシメジの野菜炒め。NAKANOさんはホテイシメジの炒め物。JICKYさん
はハナイグチを使ったうどん。藪沢さんとみきちゃんは後片づけ。全員が順番に厨房に
立ち、料理が出来るとつまみます。きのこ料理にはやはり日本酒が合うようで、買って
きた一升瓶がどんどん減っていきます。外では焚き火が始まり、中ではウイスキーが廻
っています。話しも弾み、中と外で楽しい宴会となりました。           

朝はJICKYさんのうどんを食べてから山荘裏の除伐をしました。一年間で伸びた雑木の
うち、高木となるコナラ、クリ、ミズナラ、ホウノキ、ミズキなどのほか、タラノキや
クロモジを残し、他の雑木を伐採しました。1時間ほどで全域の伐採を終え、午前の作
業を終了しました。間伐をして日が入るとあっという間に藪になりますが、こうして除
伐することで高木層の形成を助けます。今回は間伐が出来ませんでした。      

秋が始まったばかりの妙高高原。気温は7度 参加者が集まってきた。


キシメジ、どう食べても美味しい。 スギヒラタケ、残念ながら毒キノコ認定されてしまった。


スッポンタケの幼菌をナイフで切ってみた。 ブナハリタケ。虫食いのない食べ頃サイズ。


カラマツ林の林床に赤い宝石ハナイグチ(じこぼう)が。 ちょっとピンボケのクリタケ。炒め物で食べた。


小さな小川のほとりで昼休み。 近くにあったブナの大木。


ナラタケは少なかった。 ミズナラの巨木があちこちにあるがマイタケは無かった。


満ち足りて歩く帰り道。 ダムの上を渡って帰る。


山荘への途中で立ち寄ったカラマツ林にハナイグチが。 山荘裏のナメコは来週が採集期か。小さいのがビッシリ。


全員でキノコの分類と下ごしらえ。 ハナイグチが鍋に大量に入った。


鍋を仕込み中の関根さん。 戸ヶ崎さんがナラタケの卵とじを調理中。


ブナハリタケと豚肉の炒め煮。 クリタケ&キシメジの野菜炒め。


外の焚き火でひと休み。炎が暖かくて気持ちいい。 焚き火はどんどん大きくなっていく。


朝、JICKYさんが作ってくれたキノコ鍋うどんを食べる。 関根さんと藪沢賢治さん。


雑木の除伐。天然林育成の作業をしている。 汗をかいてひと休みしている長南さんと戸ヶ崎さん。


黙々と作業しているNAKANOさん。 最後の集合写真。