瀬音の森ニュース 206


山小屋のデッキ製材



2008. 4. 12



小菅の山小屋のデッキ修理のための製材を行いました。


4月12日(土)小菅の山小屋でデッキ製材をする日。朝、家を出ようとしたら車のエン
ジンがかかりません。セルは回っているのですが、エンジンが回らないのです。これは行
けないかも知れないと、あわてて野村さんに連絡。かなり焦っていました。ところが10
分くらい置いて、試しにもう一度セルを回してみたら、普通にエンジンが始動したのでホ
ッと胸をなで下ろしました。こんな事は初めてですが、10万キロ以上走っている車だし
、色々不具合も出てくるのでしょう。そろそろ定期点検に出さなければなりません。  

小菅川をまたいで沢山の鯉のぼりが泳いでいました。 先日の大雨で河原の土砂が全て流されていました。

出がけに冷や汗をかいたので、慎重に運転するようにしました。小菅の舩木山荘前に着い
たのは予定よりもずいぶん遅くなってしまいました。周辺にノカンゾウの新芽がいい具合
に出ていたので、一袋採ってから山登りです。今日はチェーンソーとガソリン、オイルな
ど重い物を運び上げなければならないので大変です。両肩にズシリと重さが加わりますが
他に誰もいないので、一歩一歩汗を流しながら登りました。             

山小屋はいつもと変わっていません。水場を修理してポリタンクに水を溜め、小屋まで運
びます。この時点では泊まるつもりだったので、いつも通りの作業を進めていました。大
雨の影響か、道が流れて分かりにくくなっていました。作業は前回玉切りした丸太を3m
の長さに揃える事から始まりました。一人で丸太を運ぶのが大変でしたが、コツを掴めば
何とかなるものです。10本の丸太を3mに切り揃えたところに、野村さんとみきちゃん
が到着しました。                                

間伐した丸太を3mに切り揃えました。 チェーンソーで半割りに切り、板状にします。

早速二人には墨付けをやってもらいます。手順を説明したメモを書いておいたので、それ
を見ながら、実際にやって見せて説明します。私は丸太の半割作業がメインなので、墨付
けは二人にやってもらわなければなりません。二人が墨付けをしている時間にカット台を
作りました。枯れて立っていた細いヒノキを間伐し、デッキの端にカスガイで固定して、
作業台を作りました。墨付け終わった丸太を作業台にカスガイで固定し、いよいよチェー
ンソーで半割にします。久しぶりの作業なので、緊張しましたが何とか上手く切れました
。今日はこの作業を終わらせることが出来るかどうかで泊まりになるか、日帰りになるか
が決まります。                                 

墨付け作業をしている野村さんとみきちゃん。 焚き火を囲んで暖まりながら昼休みです。


墨付けをするNAKANOさんと野村さん。 半分の5本を半割にしました。

NAKANOさんがやって来たのでみきちゃんと交代。みきちゃんは山小屋のネズミの糞を掃
除してもらいました。作業は順調に進んで昼までに5本の丸太を半割にすることが出来ま
した。昼休みは焚き火に当たりながら思い思いの食事となりました。この調子でいけば、
今日中に終わりそうだという事と、天気が思いの外悪かったので気持ちが急いていました
。1日晴れる予報だったのに、空は暗く、いつ雨が降ってきてもおかしくない空模様でし
た。気分的には何とか雨が降る前に終わらせたい・・という感じでした。       

チェーンソーの粉まみれになった。顔が疲れている。 切り終えた丸太を並べてみた。上に座ると気持ちいい。


作業を終えて、焚き火でまったり休憩中。 このデッキが来週は新しくなる。

午後も半割作業が続きました。体中チェーンソーの切りくずまみれになって、腕がブルブ
ルしています。チェーンソーの排気ガスと切り粉をもろに吸い込みながら作業で、何だか
気持ち悪くなってきます。それでも3時ころまでには予定の本数を半割にすることが出来
ました。最後の方は左腕の力が無くなり、押さえつけが出来なくなっていました。まあ、
なんとか終わったので良しとします。多分、両腕が筋肉痛になることでしょう。デッキの
上に並べて、その上に座ってみました。これはじつに気分良かった。ヒノキの香りに包ま
れて幸せな気分になります。                           

作業が終わって晴れ晴れ。 NAKANOさん、野村さん、みきちゃん、お疲れさまでした。

後かたづけをして下山し、小菅の湯に向かいます。NAKANOさんは釣りに行くということ
で分かれました。来週末には製材したデッキを組み立てます。天気が良ければ1日で出来
るでしょう。出来上がったデッキで寝ころぶのが楽しみです。