瀬音の森ニュース 208


樹木勉強会



2008. 5. 10



秩父の正丸オートキャンプ場で関根さんの樹木勉強会が開かれました。


5月10日(土)あいにくの雨空の下、正丸オートキャンプ場で関根さんの樹木勉強会が
開催されました。参加者は関根さん、NAKANOさん、白瀧さん、初参加の宇津木さん、オ
ブザーバーとしてキャンプ場オーナーの杉田さん、そしてkurooの6名でした。関根さん
の刻字作品を見ながらの樹木勉強会は今回で3度目ですが、毎回その作品の見事さに圧倒
されてしまいます。書家としての作品が実際にそれぞれの材の上に刻字されているので、
樹木というより材として勉強することが出来ます。                 

一般的に樹木の図鑑や辞典は数多くありますが、その多くが立木としての樹木を解説する
に留まっています。その樹木が製材されてどんな表情になり、どんな使われ方をするのか
を解説している図鑑は少なく、知っている人も多くありません。この勉強会はその部分を
強調して勉強しています。自然教育の分野においても今後力を入れなくてはならない分野
だと思っています。樹木を育て、森を守ることと、樹木を適材適所で利用する知恵という
のは両立しなければならないと思います。                     

それぞれの材がどんな手触りで、どんな重さで、どんな暖かさなのか、皆さん分かります
か?板を見ただけで何の木か分かりますか?この勉強会で自分がいかに木を知らないかを
再確認することができました。貴重な作品とテキストを作って解説してくれた関根さん、
会場を提供していただいた正丸オートキャンプ場の杉田さんに感謝致します。     

雨除けのシートを管理棟前に張っています。 初参加の宇津木さんも雨の中でシート張りをしています。


関根さん到着。すぐに会場の準備に入りました。 刻字作品を並べています。いつもながら素晴らしい作品。


外の雨がだんだん激しくなってきました。 NAKANOさんと宇津木さんが談笑中。


管理棟前の竹藪でタケノコを採集。みんなのお土産に。 昨年、杉田さんが仕留めたイノシシの毛皮。


こちらは鹿の毛皮。イノシシに比べて柔らかく、温かい。 勉強会の始まり。関根さんの解説で丁寧に進められています。


サイカチの材と作品。手前にあるのはサイカチの実。 作品展のポスター。8月13日〜18日秩父市矢尾百貨店5階にて。


関根さんの話を聞きながら刻字作品を鑑賞しています。 お昼はストーブを囲んで、各自思い思いの食事です。


午後もしっかり勉強しました。 桜について解説中の関根さん。「サクラは難しい・・」そうです。


渡部さんの写真を観賞する参加者。 見事な刻字作品。手触り、匂い、重さ、木の個性が際だちます。