瀬音の森ニュース 253


小菅の山小屋を見に行く



2011. 4. 16



地震の影響はなかったのか、小菅の山小屋を見に行った。


4月16日(土)小菅の山小屋に行った。地震の影響があるかどうか、確認に行こう
と思い、呼びかけたら野村さん、渡部さん、さっちゃんが参加してくれた。久しぶり
に走る奥多摩街道は桜が満開で、薄緑の若葉とヤマザクラの白が素晴らしい景色にな
っていた。久しく雨が降っていなかったので、奥多摩湖の湖面が下がり、えらいこと
になっていた。小菅川が流入している場所はほとんど干上がってしまっていた。  

畑に向かうと、野村さんがなにやら作業している。話を聞くと、ジャガイモを植える
のだという。ところが、肝心の種芋を家に忘れてきたので、明日また来てここに植え
るのだと言っている。何だか、すごく無駄なことをやっているようにも思えるが、野
村さんらしいと言えば野村さんらしい。                    

二人で身支度をして山に登る。野村さんはウオーキングの効果で7キロ痩せたとの事
で足が軽い。最後まで休憩せずに山小屋まで登り切った。痩せた効果はすごい。山小
屋には渡部さんとさっちゃんが来ていて、水場の修理をしてくれていた。水場は完全
に壊れていて、応急修理で水を汲んでいた。それでもすぐにタンク一杯の水が汲めた
のは素晴らしい。4人でまったりと話す。話はつい「震災の日」の話になる。それぞ
れがドラマを作ったあの日。中でも野村さんの武勇伝はすごかった。信じられないよ
うな話が次から次に飛び出して、みんな大笑いした。              

話は、自分に何が出来るかを考えて、出来ることをやろうよという話になっていく。
いろんな意味で、一歩踏み出さなければいけない。ひとりひとりに様々な困難があっ
て、問題解決しなければならないことが多い。誰も例外ではないし、他人事でもない
。震災、津波、原発、停電、今まさに日本が災害のまっただ中にいて、今後もこれ以
上の災害がやってこないとは誰も断言できない。だからこそ、今できることを後悔し
ないようにやっていこうよ・・と話した。                   

ここ一ヶ月ほど雨が降っていないので奥多摩湖が干上がってきた。 桜の花は満開だったが、水がなくなった湖は荒涼としている。


小菅村。新緑の季節を前に「武者幟」が立っていた。 畑で野村さんがジャガイモを植え付けるサクを引いていた。


山小屋は地震にもびくともしていなかった。丈夫だね。 渡部さんとさっちゃんが先に来て、水場を直してくれた。


4人であれこれ話す。あの日の野村さんの武勇伝がすごい。 お昼は、さっちゃんが作ってくれた「たけのこご飯」を頂く。


渡部さんの薪割り。何だか久しぶりの光景だ。 あっという間に割り終わる。


午後は明るいうちから焚き火をする。 ヒノキに差し込む午後の陽射しがあたたかい。


小屋で昼寝をしてしまった。焚き火の煙がいい感じ。 山小屋の昼寝は本当に気持ちよかった。