瀬音の森ニュース 263


最後の森林作業体験交流会in中泊



2014. 6. 28



毎年恒例の森林交流会。今回は上桧木内の中泊地区で行われた。


   秋田県仙北市で毎年行われてきた森林作業体験交流会は今年で15年という節目を
迎えた。この間、様々な事があり、たくさんの人と知り合った。ただ、15年の回数
を重ねるということは、リピーター参加者が15歳歳を重ねたことになる。    
 この事の懸念はずいぶん前から発言してきた。「ふれあいの森推進協議会」の場で
も発言してきたし、市の関係者にも言ってきた。そして今回、直接市長と話す機会も
あり、今回で一旦活動を打ち切って、今後の見直しをしようという事になった。  

 急な事だったので、驚いた人も多かったようだ。市の財政的な問題もある。昨年の
集中豪雨で大きな被害が出たことも仙北市として防災や安全管理の見直しを迫られて
いることもあるのだろう。                          
 考えてみれば、一番労災の多い林業作業を15年間も素人同然の都会者が無事故で
やって来られたというのが奇跡のような事だった。毎回の安全管理に心を配る市の関
係者のご苦労を考えると、よくやって来たものだと思う。            
 最初のきっかけを作ったのが、当時の西木村役場職員だった門脇さんであり、幕引
きをするのも仙北市長になった門脇さんだった。これで良かったのだと思う。   

 推進協議会の伊藤会長とも話したのだが、今後の事はなにも決まっていない。様々
な意見を出して、市の負担にならない交流会として存続できればいいと思う。   
 そんな森林作業体験交流会の様子を以下にまとめた。写真を見ていただければと思
う。今後のことについては皆さんの意見を伺った上で仙北市に提案して行きたい。 
前日、小波内に猫さん・土筆さんのコブシ、岡田さんのヤマザクラを見に行く。 「秋田瀬音・再会の森」の杭が立っている。ここは思い出の場所。

前日はいつもクリオンの自炊棟。高橋さんが熊鍋で歓迎してくれた。 今日は部屋を借りて飲み会。大いに盛り上がる。

野中さんがセットしてくれた。ワイン三本があっという間に空いた。 場所をカラオケにしたら、そこに市長が来て、今後の事を話し合う。

 交流会の朝は早い。朝風呂に入ってコンビニのおにぎりを食べ、すぐに紙風船館に
向かう。いつも道具運びを担当しているので、他の人よりも早く会場に行かなければ
ならない。会場は紙風船館で、瀬音からの参加者はハミングウェイさん、杉山さん、
イナさん、加藤さん、初参加のカールさん、渓酔さん、奥貫さん、原渓さん、ひらり
〜さん、PONTAさん、秋田から堀野さん、old-beanさん、布谷さん、そしてkuroo
の14人だった。                              
 4班と5班に分けられ、担当は杉林の間伐となっている。以下、作業の様子は写真
でご覧ください。                              
交流会の集合場所は紙風船館。車で運んだ荷物を取り出す。 続々とメンバーが集まってきて、挨拶を交わす。

初参加のカールさんも準備に余念がない。 開会式で、伊藤会長の挨拶があった。事故のないよう、安全にと。

市長の挨拶。今回で活動が終わるという事。事故のないようにと。 開会式の様子。みなさん真剣に聞いています。

会場の近くまでバスで移動し、そこからは歩いて山に入る。 一列になって山道を登る。

気持ちの良い杉林を歩いて会場へ向かう。 指導員の鈴木さんの模範演技。チェーンソー使いの名人。

二時間ほど作業しての休憩時間。汗が全身から流れてる。 森林組合羽川さんのマイタケ写真に群がる参加者。そのでかさにビックリ。

五班の作業を見に行く。 チェーンソーの研ぎ方を講習していた。阿部さんが講師だった。

ひらり〜さん、原渓さん、PONTAさんが並んで話を聞いている。 ハミさんが枝処理をしている。

初参加のカールさんが、初チェーンソーに挑戦している。こ、腰が…… 鈴木さんの話をみんなで聞いている。訥々と含蓄のある話がいい。

お昼は紙風船館に戻って、母さん方が作った汁とおにぎりをいただく。 加藤さん、渓酔さん、杉山さん。

暖かい汁とおにぎり、漬け物。もう、これだけあれば充分。 昼休みのカールさん。

午後の作業開始。午後はひとりずつチェーンソーで伐倒をする。 渓酔さんの間伐作業。

ハミさんの間伐作業。 加藤さんの間伐作業。

ハミさんの間伐作業。 作業終了。五班の人たちが上から戻ってきた。

作業終了のポーズをとるカールさん。 山を下りて瀬音の集合写真を撮ってもらう。自分が映ってる唯一の写真。

閉会式の写真。皆さん、お疲れさまでした。 仙北東森林組合の皆さん。お世話になりました。

交流会の始まり。布谷さんが持参した大吟醸を、さっそく開ける堀野さん。 技術指導の阿部さんがみんなにビールを注いでくれました。

4班、5班、瀬音のメンバー勢揃い。楽しい宴会の始まり。 秋田おばこの手踊りが披露されました。大喝采。

さらに小さい「おばこ」も登場。またまた大喝采。 PONTAさん、阿部さん、堀野さん。

瀬音メンバーも大いに飲んで騒いだ。外はまだ明るい。 みなさん元気いっぱいで、楽しい夜だった。

朝、酔いが残ってフラフラしながら外に出る。内陸線の気動車が来た。 赤い汽車だった。内陸線の気動車はいいなあ……。

最後のおつとめ。バスの見送り。 大きなバスも見送る。さて、来年はどうなるのか……。