瀬音の森ニュース 91


03年一月の間伐教室



2003. 1. 18/19



1月18日(土)19日(日)の二日間、間伐教室を開催しました。

参加者はNAKANOさん、長南さん、みきちゃん、しゃあさん、JICKYさん、初参加
のゆうさん、そしてkurooの7人でした。風邪を引いて体調を崩した人も多く、少
ない人数でしたが、天候にも恵まれ充実した二日間でした。          

山荘前の道路が凍っていて、まるでスケート場のようにツルツルになっていて大変
でした。みんなで車のワダチ部分だけでも氷を割ろうとしたのですが、けっこう重
労働で、山登り前に疲れてしまいました。遅れているしゃあさんとJICKYさんを残
して5人で山小屋に登り作業開始しました。                 

今回の作業は枝打ちです。山小屋上部の鬱蒼としたヒノキ林の枝打ちを4メートル
のモンキーラダー(一本梯子)を使って枝打ちをします。初参加のゆうさんも果敢
にチャレンジ。NAKANOさんの指導の元、何本も枝打ちをしていました。長南さん
は相変わらず4メートルの梯子から枝伝いに上にスルスルと登り7〜8メートルの
高さまで平気で枝打ちをしていました。                   

昼にしゃあさんとJICKYさんも合流し、午後も枝打ちをしました。ゆうさんは間伐
にも挑戦しました。30年生のヒノキを切り倒した瞬間の快感はなかなかのものだ
ったそうです。枝打ちは腕力を消費するので無理しないように作業し、午後3時に
は作業終了しました。焚き火で体を暖めひと休みしたら、体力補充の焼き肉です。

今回初参加のゆうさん。元気で明るいしっかりものです。 お昼のチャイムが鳴って昼休みです。焚き火の周りにあつまってきました。



午後の作業終了です。お疲れさまでした。みんないい顔してます。 さあさあ、お楽しみの焼き肉です。今回は鹿肉をタレにつけ込んだものです。

今回は長南さんの発案で、蕎麦を喰われたイノシシ、豆焼沢でシオジやサワグルミ
を喰われたシカをみんなで喰ってやろうという事になったもの。鹿肉1kg、イノ
シシ肉1kgを調達し、色々な食べ方を試してみたのです。まず、鹿肉500gは
前日から焼き肉のタレとオリーブオイルを調合したタレに漬け込んだものを焼き肉
で食べました。次に生鹿肉500gをスライスし、半分は刺身でショウガ醤油で食
べました。スライス肉に漬けニンニクを巻き込んで食べるのも美味しかった。最後
はスライスしたヒレ肉を炭火でさっと炙り、ニンニク醤油で食べました。どれもこ
れも、じつになめらかでくせが無く、ひたすら美味でありました。       

イノシシ肉は水だけでひたすら煮込み(4時間)細かいアクをとり続け、最後に牛
蒡のササガキ、大根、京ニンジン、下仁田ネギを加え、酒と醤油で調味して仕上げ
ました。これはもう、何と言っていいか・・・極上の鍋が出来上がりました。3セ
ンチもある脂身が豚のように溶けず、しっかりと歯ごたえや旨みを残して柔らかく
煮上がりました。肉も軟らかく、噛めば噛むほど味が出てきます。この旨みを吸い
込んだ大根や牛蒡の旨いこと。下仁田ネギのとろけ具合も絶品でした。人数が少な
くて良かった・・・と参加した人は全員が思ったに違いありません。      
二日目の作業はトイレの土台となる石垣積みや登山道保護の為の石垣積み。トイレ
用柱材と梁材の切り出しと皮むき。枝打ち作業も行いました。最後の最後にしゃあ
さんの車を上の道まで押し上げるという重労働が待っているという事はこの時点で
はまだ考えていませんでした。                       

トイレの土台の石垣積みや登山道保護の石垣作りをしました。 仕事道具をかたづけて、掃除をして、最後の集合写真です。