瀬音の森日記 248
西木村で森づくりの会議があった
2002. 5. 24
5月24日(金)秋田県西木村の総合開発センター集会室にて平成14年度第一回目
の「にしきふれあいの森推進協議会」の会議が開かれた。当日朝3時に起きて、4時
に家を出て7時間かけて西木村に行った。本来なら公式行事なので新幹線「こまち」
を使えば良いのだが、心の片隅に「釣りをしたい・・」などという不遜な心根が見え
隠れしていての車利用だった。それにしても遠い。
田沢湖を抜け西木村に入ったのは10時を過ぎていた。小波内集落入り口の商店で釣
り券と昼食を買い、再会の森に行く。再会の森は植えた木が全て活着していて順調に
成長しているように見えたが、地面に草がまったく生えておらず、強い日差しの照り
返しを受けてブナやカエデの下の葉が縮れているものがあった。何というか・・道路
に直接木が生えている状態と言えばわかりやすいかもしれない。建設残土に植樹をす
るというのはこういう事なのだということがよく分かる。
そのまま車を上流に走らせて、適当なところで釣りに入った。淵が連続する渓相は毛
針釣りには不向きで、早々に撤退し、下流の川幅が広い場所に移動する。そこで今期
初釣果となるイワナを釣った。28センチと25センチ、20センチ、24センチと
まずまずの型が竿を引き絞ってくれた。私にしては2時間で4尾というのは爆釣の方
に入る。7時間運転して来たかいがあったというものだ。川の流れを眺めながら食べ
るおにぎりの旨いこと。
午後2時から新築の総合開発センターで会議が始まった。もうすでに顔なじみになっ
た推進協議会員の方々と挨拶を交わし、総合開発センター会議室の椅子に座る。布谷
会長の挨拶があり、村長の挨拶に続く。その後推進協議会の協議に入った。13年度
の事業報告、14年度の事業計画と予算について話し合い、にしきふるさと会、MOR
IMORIネットワーク、瀬音の森の近況報告が行われた。
瀬音の森からは小菅の間伐材ログハウスの話をした。これには推進員の方や産業課の
面々も身を乗り出して、再会の森に間伐材ログハウスが出来ないかどうか、という話
にまで発展した。実際にやるとなると問題が多いので話だけで終わるとは思うが、今
後の活動に可能性を残すことになった。やはり、間伐材でログハウスを作り上げると
いう話はインパクトが大きい。
会議室を出て推進協議会員全員で昨年植樹した再会の森の様子を見に行った。植樹に
参加した人も多かったので口々に良く根付いたものだと感心していた。というのは、
土が悪く、場合によっては排水工事をしないと根腐れしてしまうのではないかと危惧
していたからだ。ともあれ、植樹したブナ、カエデ、山桜は全て活着している。あと
は大きく育つように手入れをするだけだ。
6月のイベントでは隣の杉林の間伐をすることになったのでその下見もした。チェー
ンソーを使っての作業になるので、危険予防に万全の注意を払って行うことを申し合
わせた。瀬音の森としては間伐よりも再会の森の土壌改良の方が先に手を付けるべき
作業だと思うので、その旨も話した。当日、参加者の数次第で別行動を取ることも可
能になると思う。
その場で解散となったので、私は懇親会までの時間を釣りすることにした。車で着替
え、そのまま川に入る。午前中と同じ場所を攻めたが、今回は空振り。まったく反応
なしで終わった。小波内の高橋さんが迎えに来てくれて、遅れて行った公民館ではす
でに懇親会が佳境に入っていた。遅れを取り戻すべくハイピッチで日本酒をあおり、
フラフラになってしまった。その後二次会も何だか分からないまま終え、高橋さんの
家に転がり込んで寝てしまった。翌朝、目が覚めた時、一瞬ここがどこなのか分から
ずあせってしまった。
高橋さん、ご迷惑をおかけしました・・・あとはまた明日から。