瀬音の森日記 264
多摩源流クリーン作戦に参加
2002. 11. 3
11月3日(日)小菅村主催の「多摩源流クリーン作戦」に瀬音の森として4回目の
参加をした。参加者は稲垣さん、しゃあさん、野村さん、わたるさん、ハミングウェ
イさん、岡田さん、佐々木さん、kurooの8人だった。前日秋蕎麦脱穀に参加したメ
ンバーは、朝そのまま会場の小菅小学校校庭に直行した。会場には先に稲垣さんが来
ていて、瀬音の森からの参加者は8名、一般参加の釣り人ラッパさんを加えた9名に
プラス漁協の人2名が河川担当清掃メンバーだった。
今回は漁協の参加者が少なく、広い範囲を少人数で清掃しなくてはならない。漁協の
小菅組合長は清掃活動のリーダーを務めているので参加者が少ないのも複雑そうだ。
我々は全員バカ長に履き替えて上流組と下流組に分かれて入渓した。上流組はハミン
グウェイさん、岡田さん、佐々木さん、ラッパさん、kurooの5人。下流組はしゃあ
さん、稲垣さん、野村さん、わたるさんの4人。風が強くで軽トラの荷台は寒かった
のだが、ゴミを拾いながら歩いているうちに徐々に暖かくなり、気分の良い清掃日和
となった。
上流は広い河原が多く日当たりも良いので気分良くゴミ拾いをしていた。ブルーシー
トが河原に埋まっているのが多く、掘り出すのにひと苦労だった。鉄筋のゴミも多く
、これは工事現場からの流出品と見られる。釣り人のゴミと明らかに分かるタモが二
つも落ちていたのにはガッカリした。昨年はゴミ拾い中にニホンザルの一群と出会っ
たのだが、今年は見かけない。山のドングリなどが豊作だったと聞くが、その影響だ
とすれば喜ばしい限りだ。
管理釣り場の中はゴミ拾いぜずに通過する。大勢の人が釣りを楽しんでいる。そんな
中、勢い余って川に飛び込んでしまい、ずぶ濡れになっている人がいた。いくら管理
釣り場とはいえ、注意しないと命にかかわる事もあるのだから甘く見ないでほしいも
のだ。管理釣り場で休んでいたら舩木さんがやってきた。組合長も一緒だ。舩木さん
と話していたら村の人が遭難してその救助活動に多くの人が参加しているとのこと。
道理で今回の清掃活動への参加者が少ないはずだ。遭難した人はまだ見つかっていな
いとのこと、無事を祈りたい。
管理釣り場のすぐ下にタイヤを4個ワイヤーで縛って投棄してあった。組合長と二人
でワイヤーカッターを使ってワイヤーを切り、古タイヤを回収する。とんでもない馬
鹿者がまだまだいるのだ。村全体でゴミ投棄を監視する気風やこうした清掃活動を続
けることがゴミの少ない村づくりにつながるのだと思う。年々ゴミが少なくなってい
ることは実感できるので、ゴミのない小菅村になるのも夢ではないような気がする。
その後、組合長がデポしておいたゴミを崖下から担ぎ上げるのを手伝ったり、清流園
でのゴミ下ろしを手伝ったりして時間が過ぎ、集合場所に戻ったのは一番遅かった。
今日は「VシックスのTV番組」の収録があるとかで作業終了が11時となっていた。
なんでも、番組の中で流す運動会、二人三脚のシーンを村民の協力を得て撮影するこ
とになっているのだそうだ。私はどうもそういうのが苦手で・・申し訳なかったのだ
が、一足先に山小屋に戻らせてもらった。山小屋での片付けや、リース作りの材料集
めをしなければならなかったのだ。
山小屋に登り、リース材料になるマツカサを拾い集めた。ビニール袋いっぱいに上質
のマツカサを集め、山小屋で焚き火をしながらおにぎりを食べていた。カケスが鳴き
、シジュウカラがさえずる声を聞きながら、日だまりで缶ビールを飲んでいたら、あ
まりの気持ちよさに溶けてしまうようだった。
ああ、この日だまりの気持ちよさ・・・あとはまた明日から。