瀬音の森日記 278
西木ふれあいの森推進協議会に出席
2003. 2. 17
2月17日(月)上野精養軒で開催された「西木ふれあいの森推進協議会・首都圏委員
会議」に出席した。月曜日なので会社には直行で半休を伝えておいての会議出席となっ
た。平日の上野公園は人も少なく、公園口から精養軒までちょっとした散歩を楽しむよ
うな気分だった。時間を間違えて、30分も早く着いてしまった。
昨日のふるさと会に続いて連日の西木村関連の会議だったが、これはふるさと会に出席
するために大勢西木村から東京にやって来ているので、首都圏の委員に集まってもらっ
て会議をしようという、分かりやすい理由で行われる会議だ。もちろん、我々が西木村
に行って会議をする事もある訳で、我々にしてみればこうしてもらえれば助かるという
双方の利点を取っての会議設定だった。
今回は瀬音の森から私の他にハミングウェイさんと琥珀さんが出席する事になっていた
が、琥珀さんはインフルエンザでダウン、残念ながら欠席となった。今回の会議の首都
圏からの出席者は瀬音の森の他に、紙風船西木ふるさと会の武藤会長、MORIMORIネッ
トワークの澤登事務局長、小田原育林隊の岡安代表が参加した。回を重ねる毎に積極的
な発言が行われるようになっており、今回も熱のこもった討議がくり広げられた。
主題は今後の市民参加林業をどう推進するか、都市住民との交流をどう具現化するかと
いう点にある。内容の問題、予算の問題、運営の問題、日程の問題などなど討議すべき
事は山ほどあるのだが、なかなか討議に入れない。自己紹介や実績報告などは事前に資
料を配布すれば済むことであって、肝心の討議内容とは関係ないことで延々と時間が消
費されていく。まあ、いつもの事なのだが進行は問題が多い。参加者も討議内容を事前
に考えておくようでないと、議論があっちに行ったりこっちに来たりし、果ては本題と
関係ない持論をとうとうと述べるだけで終わってしまう。我々は地球環境の問題や未来
の教育を議論するために集まっているのではなく、西木村での市民参加林業について話
し合う為に集まっているのだ。
会議の場で本音が出ないことは、過去の会議で分かっているので、特にこちらから大き
な提案をすることは避けていたのだが、集まるだけの会議で本当にいいんだろうか??
集めて意見を聞くという事にどんな意味があるのだろう。もう、その段階は過ぎている
のではないだろうか。我々首都圏の人間でもすでに西木村と関わりを持っており、それ
なりに村の情報も入手している。いやしくも推進委員になっているのだから、それくら
いは当然だろう。事情を勘案した上で議論のテーブルに着いているつもりなのだが、あ
い変わらず首都圏委員は「お客様」なのだ。お客様として意見を言うのはとても気分が
いいものなのだが、これで本当に委員としての責任は果たせているのだろうか。
実際問題、15年度の活動の話がどれだけ出来たのか。バスを出して頂けることは分か
った。他には?日程は?内容は?場所は?告知・募集方法は?・・・結局の所我々は決
定された内容をいつものように連絡してもらうことになる。別に私が委員でなくとも変
わりないのだということに気づいただけだ。
違う意味で考えさせられた半日だった・・・あとはまた明日から。