瀬音の森日記 295
西木村で推進協議会に出席
2003. 5. 30
5月30日(金)西木村で開かれた「ふれあいの森推進協議会」に出席した。会議の前
に「再会の森」に立ち寄った。ブナもカエデも元気いっぱいに育っていた。地面にはだ
いぶ草が生えてきて、一部は下草刈りが必要なくらいになっている。もともとが建設残
土なのだから枯れてしまうとばかり思っていた苗木達だったが、懸命に頑張って葉を広
げている。ガンバレガンバレと声をかけてやりたいようだった。昨年間伐をした杉林は
スッキリして見通しも良くなっている。切り倒した杉はすでに夏草に埋もれている。自
分たちが手入れした森の中を流れる川で釣りをして会議前の時間を過ごした。これはこ
れで豊かな時間だった。
会議は松葉の林業総合センターで行われた。布谷会長や武藤会長ほか産業課の方達と挨
拶を交わし席に着く。紙風船にしきふるさと会の武藤会長、MORIMORIネットワークの
澤登さん、田代村長もやってきて、定刻で会議が始まった。布谷会長が進行役で議題は
1、平成14年度事業報告
2、平成15年度事業報告
3、今後の活動について となっている。
産業課長が野中さんから布谷さんに代わっており、他にも新しいメンバーが加わったの
で、それぞれの紹介があった。「瀬音の森」発足のきっかけになった阿部さんが再びス
タッフに加わったのは心強い限りだ。
事務局から事業報告が行われ、協議に入った。協議は前回の首都圏会議を受けて次のよ
うな内容について行われた。
1、地域住民参加の拡大について
2、作業量とメニューのあり方について
3、技量差による安全の確保について
4、首都圏住民と村民との交流のあり方について
5、行政と民間の関わり方について
それぞれの問題について様々な議論が交わされた。特に今回から拠点を小波内地区から
潟野地区に移すことについての問題点などが具体的に協議された。また、様々な交流の
方法や手法についてアイデアが出され、有効な話し合いが行われた気がする。
その後場所を移して二次会となった。お酒が入り、参加者の本音が聞けるこの二次会は
西木村の人々とつき合うには欠かせない場だ。ここで語られる本音が重要なことは言う
までもなく、ここでなければ聞けない微妙なニュアンスも一緒に活動する為に欠かせな
い情報となる。今回は新しく産業課長になった布谷さんや、今回新しく拠点を展開する
潟野地区の沢山さんや上檜木内の鈴木さんとの会話が印象に残っている。差し入れされ
た旬の山菜を調理した漬け物もごちそうだった。森、川、水、土がいかに重要か、そし
てその土から生まれる野菜やお米がいかに美味しいか。みんなでそれを確認していた。
農家代表の斉藤さんがふれあいの森推進協議会の副会長になったとのこと。斉藤さんは
何だか張り切っている。相変わらずマイペースの鈴木さんはお酒が入ると急に元気にな
る。いつも釣りの話になると「俺が絶対釣らせてやる!」と豪語するが、いったい何時
のことになるやら・・。布谷会長や門脇さんと再会の森作りの話にも熱が入った。草刈
りをいつやろうか、東屋を造ったらいいんじゃないか等々話に花が咲いた。ともかく6
月のイベントを無事に終わらせ、次のステップにつなげるようにしなければならない。
車で秋田の往復は遠い・・・あとはまた明日から。