瀬音の森日記 298


西木村間伐交流会に参加した



2003. 6. 21


6月21日(土)西木村の潟野地区で間伐交流会に参加した。これは西木村で定期的に
開催している森林保育活動で、今年は同村潟野地区で間伐、天然林育成除伐、枝打ちな
どを行った。参加者は首都圏や岩手、地元秋田から集まった会員とオブザーバーで(ハ
ンドルネール敬称略)kuroo、ハミングウェイ、琥珀、たまくら、ジュリー、岡田さん
、渡部さん、フクロウ、nyanko、ひらり〜、奥貫さん、田辺さん、old-bean、藪沢賢
治、健、原渓、ponta、木戸口英司さん、榊田仁さん、館岡秀昭さん、白瀧、吉田さん
の22名だった。他に小田原育林隊の皆さん、MORIMORIネットワークの皆さん、早稲
田大学の皆さん他大勢だった。                         

林道を入った奥にある集合場所には大勢の地元潟野地区の皆さんが立ち、バスから降り
て歩いてくる首都圏からの参加者を待っていた。整地された栗林の下が開会式の場所。
助役の挨拶、ふれあいの森推進協議会副会長の挨拶、前担当者で秋田県会議員の門脇さ
んの挨拶があり、主催者から作業手順の説明があった。今回は班分けして指導者を決め
、事故の無いように作業を進めるようになっていた。               

班毎に作業区域と作業内容が明確に分けられていて、とても分かりやすく安全に配慮さ
れていた。こんなところにも主催者の心配りと熱意を感じた。瀬音の森は「育天隊」と
名付けられ、3班に分かれて天然林育成の除伐を行うことになっていた。班長は渡部さ
ん、琥珀さん、健さんにお願いし、私は3班を巡回する巡回指導となった。     

いよいよ作業開始。チェーンソーを使ったことがない人が多く、しばらく私が実演し、
その後参加者に任せた。各班に一人ずつ森林公社の人や林務課の人が付いているので安
心して任せられる。午前中いっぱいは5班が担当する区域の応援をしていた。ここは天
然林が少なく、手引き鋸による間伐作業が中心になっていた。とても体力を消耗する作
業で、休憩しながらやっていたが、汗だくになってしまった。           

昼食は林道の上にブルーシートを広げて潟野地区のお母さん方が作ったお握りやみそ汁
、漬け物などを頂いた。みそ汁も漬け物も美味しくてお代わりする人が続出した。日陰
で休憩しながら、いろいろな人と話が弾む。久しぶりに会うメンバーと釣りの話をした
り、地元のお父さんと山の話をしたり、村役場の人と打ち合わせたり、山主さんと山の
手入れの話をしたりと忙しい時間だった。                    

午後は瀬音の森全員が天然林の除伐に回り、明るい林の中で鋸を使って汗を流した。疲
れが溜まらないように休憩を取りながら作業を進め、3時半の作業終了まで少しでも広
い面積を健康にしようと頑張った。村の人が笹を刈り払い機で刈り払うとそこには広く
明るい天然林が出現した。こういう森作りはじつに気分がいい。達成感もあるし、見る
からに森が健康になっていく様子が分かり、樹種が多いので勉強しながら作業が出来る
。今回はウリカエデの太い木を切ったが、じつに水分の多い重い木だった。こんな事も
作業の中で分かる楽しみの一つだ。                       

作業終了の合図で全員が朝の開会式の場所に移動し整列した。主催者の挨拶の後、潟野
集落の方達が全員紹介され、参加者から大きな拍手をもらっていた。本当にこれだけの
場所の準備は大変だったと思う。解散して、三々五々かたまえ山のコテージに戻り、温
泉に行く人、釣りに行く人、休んで寝る人などに分かれた。私は釣りに行ったのだが、
なかなか良い釣りが出来た。                          

6時から森の学校で懇親会が開かれた。ボランティアの人々、村の関係者、地元潟野地
区の皆さん、そして小波内集落の皆さんも加えて大勢の懇親会だった。       

翌朝早くから釣りに行く人もいた。私もその一人だったが(笑)、炭の窯出しの体験を
したり、おいしい朝食に舌鼓を打ったりした。食事を担当してくれたのは、今回も岩手
メンバーだった。pontaさん、原渓さん、健さん、藪沢賢治さんお疲れさまでした、そ
してありがとうございました。                         

年々盛況になる交流間伐会・・・あとはまた明日から。