瀬音の森日記 318


きのこのホダ木を切り出した



2004. 1. 6


1月6日(火)秩父の関根さん、安谷さんと待ち合わせしてキノコのホダ木の切り出し
をした。朝9時にローソンの駐車場で待ち合わせて、近くの関根さんの山に行った。山
は長尾根という帯状に連なる秩父独特の平らな尾根にあり、南向きの暖かい斜面だった
。昨年のうちに大方のコナラは伐採されており、今日はその玉切りと掛かり木の処理が
主な仕事だった。今年からキノコ栽培をやってみたくて関根さんに話したところ「うち
の山の木を使えばいいよ」と言ってもらったので、言葉に甘えて押しかけた訳だ。  

チェーンソーの刃をヤスリで研いで、ガソリンとオイルを満タンにして持ち、山を登る
。私の担当は掛かり木を処理すること。掛かり木は大きなものが2本あり、チェーンソ
ーを使って元から慎重に玉切りし、木を回転させて外した。斜面に垂直に倒れている太
いコナラは玉切りも難しく、たびたびチェーンソーの刃をかませたりした。枝を処理し
て足場を確保し、太い木は下の方から玉切りする。基本通りに上から切るケースと下か
ら切るケースを慎重に見極める。これを間違えると刃がかんでしまう。3人がそれぞれ
にチェーンソーを操り、斜面にチェーンソーのエンジン音が響き渡っていた。    

太いコナラは動かすことが出来ないくらい重い。コナラの丸太と格闘していると額から
汗が噴き出してくる。休憩時に額に巻いたタオルを絞るとバシャバシャと汗がしたたり
落ちた。「ここをきれいに整地して森作りをすれば、いい森になると思うんだよね」と
関根さん。「何本か学校の実習で切らせてくださいよ」と吉瀬さん。「瀬音の森の間伐
でコナラを切るのも勉強になるよね」と私。3人が休憩している横にメジロが2羽やっ
てきて枝の陰を動き回っていた。上の木にはコゲラが来ていた。暖かい南斜面には風も
なく、気持ちいい日差しを一杯に浴びていた。                  

午後も斜面での作業。私は最下部で通路を確保する為の枝片付け。玉切りされたコナラ
などを下の駐車場まで投げ降ろす係。一本一本を崖口まで運んで下に投げ落とす。丸太
は重く、一本一本運んで投げ降ろしているうちに両腕の筋肉がピクピクし、そのうちに
ぎっくり腰の症状が出てきてしまい、最後はボロボロの状態になってしまった。投げ降
ろした丸太を軽トラの積み込む作業も腕が痛くて大変だった。いやはや、生のコナラは
重い重い。                                  

     夕方になって作業が終わり、私の畑まで関根さんに軽トラで丸太を運んでもらった。畑
の隅に積み上げた丸太は約30本。これにナメコ500コマと椎茸500コマを植え込
む。上手くいけば来年の春には収穫できるはず。さてどうなりますか・・      

きのこへの期待はふくらみ・・・あとはまた明日から。