瀬音の森日記 350
第2回 樹木勉強会開催
2004. 12. 11
12月11日(土)樹木勉強会の2回目を秩父・正丸オートキャンプ場にて開催した。
参加者は関根さん、タンポポヤタイさん、ハミングウェイさん、河西さん、斉藤さん、
加藤さん、長南さん、渡部さん、前川さん、白瀧さん、kazuyaさん、kurooの12名と
木工関係のプロの方も参加されて充実したものとなった。また、前回同様オーナーの杉
田さんにはオブザーバーとして木工の現場からの話を聞かせて頂いた。
図鑑に載っている樹木解説と違って、製材後の樹木(板)については一般的な解説本が
少なく、知識も非常に偏ったものになっているのが現状だ。このように広範囲で製材後
の板の使い方や性質について勉強出来ることは少なく、ましてや、材そのものを手で触
ることが出来るのは素晴らしいことだ。中身の濃いテキストと合わせて、素晴らしい勉
強会となった。
前回の続きで関根さんの講義が行われ、実際に仕事で製材関係のプロでもある河西さん
の話なども加えられた。実務や秩父での事情は杉田さんからの話を聞き、オブザーバー
参加の木工関係のプロからも話が聞けた。講義が佳境に入ってくるとメモを取る手の動
きが自然に速くなる。どの人の話も興味深いものだった。裏面だけを見て、その板が何
の木だか当てるクイズは相変わらず難しく、なかなか分からない。普段見ているようで
見ていない様々な木目の板が目の前にズラリと並んでいる。実物でなければこのような
微妙な違いはまず分からないだろう。本当に貴重なサンプルが揃ったものだ。準備から
講義まで担当してもらった関根さんと、会場とアドバイスで協力して頂いた杉田さんに
感謝したい。
私は午前中の講義が終わった段階で用事のため残念ながら帰らなければならなかった。
昼食を食べて、差し入れされた熊肉を処理して調理し、夜は熊鍋だそうな。後ろ髪を引
かれる思いで正丸オートキャンプ場を後にした。
ハミングウェイさんの報告によると、その後白瀧さんも加わり、講義が続けられ夕方ま
で勉強したそうだ。夜は予定通り熊鍋に舌鼓を打ち、おおいに飲んで語ったとのこと。
熊鍋、食べたかった・・・あとはまた明日から。