瀬音の森日記 352
中止になった秩父の間伐
2005. 1. 15
1月15日(土)に予定されていた間伐は大雪のため中止となった。当日朝までの天気
予報で予想されていたのだが、事前に連絡が取れない人がいたため、現地まで行き、現
場での中止宣言となってしまった。昨年も一度こういう事があったのだが、緊急連絡先
の確認は参加者の確認と同時に行わないと、また同じ事をくりかえしそうだ。
この日は朝から雨が降っていて、それが雪に変わるという予報だった。今日岩トレを行
う予定だった源流部会ではすでに中止を決めていた。間伐は多少の雪であれば作業に支
障はないので中止を決めかねていたのだ。車に乗っていつもの道を秩父方面に走る。日
高から秩父に向かう国道299号に入る時点でみぞれになっていた。東吾野のコンビニ
に車を止めて一休みしていたらみぞれは本格的な雪に変わってしまった。参加予定のハ
ミングウェイさん、タンポポ屋台さんとはまだ連絡が取れない。
駐車場で車をUターンさせようとしたところ、後ろに止まっていた車と後部同士でぶつ
かってしまった。後方視界が悪かったこと、お互いが確認を怠った事が原因だが、その
場で警察を呼び事故の現場検証を行うことになってしまった。私の車はほとんど傷もな
かったのだが、相手の車が少し凹み、保険を使うということでの現場検証だった。警察
を待つ間にハミングウェイさんと連絡がやっと取れたのでイベントの中止を伝えた。タ
ンポポ屋台さんとは相変わらず連絡が取れない。
警察の現場検証が終わり、相手と連絡先を交換し、コンビニの駐車場を後にした。こん
な日に出かけるからこんな目に遭うんだなあ・・運転は慎重に、慎重に。事故を起こし
て落ち込んだ気分を引きずりながら、すっかり本降りになった雪で徐々に白くなりつつ
ある道を走った。とにかく待ち合わせ場所まで行って確認しないと・・・おまけに事故
で待ち合わせ時間にも間に合いそうもない。
正丸トンネルを越えたとたんに銀世界だった。もう10センチ以上積もっているようだ
。正丸オートキャンプ場までの道は雪かきしてあるようで、何とか走れるのが幸いだ。
車を入り口から乗り入れるとそこに一台の車が止まっていた。何と渡部さんが来ていた
のだった。案の定タンポポ屋台さんも来ていた。杉田さんに電話して入り口の鍵を開け
てキャンプ場に入る。管理棟の軒下で焚き火台を使って焚き火を始めた。暖かい焚き火
を前にして、やっと落ち着いてきた。
タンポポ屋台さんは、この雪の中を芦ヶ久保駅から歩いて来たそうだ。いやはや、凄い
人だ。渡部さんが来るとは聞いていなかったので、やはりここまで来て良かった。結局
雪を見ながらの焚き火会になってしまった。渡部さんと連絡を取り合っていたハミング
ウェイさんもやってきて、時ならぬ雪中焚き火会となっていた。電話を受けた杉田さん
も大雪の中をやってきてくれて、焚き火会はまたにぎやかになった。
タンポポ屋台さんとお互いに携帯の番号を交換し合い、今後に備えることとした。焚き
火談義をしながら、持参した鮭のハラスを焼いたり、ウインナーを焼いたりした。音も
無く降り続く雪を見ながら焚き火にあたるのもいいものだが、あまりに大量の雪に少々
気後れしてきた。周辺はすでに真っ白で、広葉樹は雪の化粧が濃くなり、杉林は白黒模
様が際だってきた。雪はズンズン積もってきた。何時間か焚き火談義に花を咲かせたの
だが、午後3時ころになると、さすがに限界で撤退を決めた。これ以上雪が積もると帰
れなくなる恐れがあるからだ。積雪は20センチくらいになっていた。
大雪の中の焚き火もいいものだ・・・あとはまた明日から。