瀬音の森日記 376
小菅の樹木板取り替え&ジャガイモ掘り
2005. 7. 16/17
7月16日(土)小菅のジャガイモ畑の草取りを行った。参加者は野村さん、猫ミュウ
さん、加藤さん、kurooの4人だった。背丈よりも伸びて大きく育った雑草を取り除く
のが大変な重労働だった。暑い日中での作業は熱中症の予防で休憩しながら水を飲みな
がら、大汗をかいての作業となった。そんな苦労にもかかわらず、ジャガイモは思った
よりも育っておらず、小さいものが多かったので、まだ掘らずに少しでも大きくなるよ
うに残して置こうという事になった。山小屋で今晩食べる分だけ収穫することにした。
草むしり作業の汗と泥を川で洗い流し、休憩を兼ねて食事をした。川の冷たい水で汗を
流し、スッキリして缶ビールで喉を潤し、疲れた体を休めていた。その後しばらく休ん
でいたら雨が降り始めたので温泉「小菅の湯」に向かい、体の疲れを取ることにした。
入浴後、加藤さんと猫ミュウさんは釣りに行き、野村さんと私は山小屋に向った。夕立
はすでに上がっていたが蒸し暑い中を山に登るのは大変だった。山小屋に着いたら二人
とも汗だくになっていた。
まず水場が壊れていたので水場を直し、ポリタンク2個に必要な水を汲んだ。掘ってき
たジャガイモとウインナー、エリンギを炒め、缶ビールを飲みながら、釣りに行った二
人が上がって来るのを待っていた。二人は真っ暗になってから上がってきたが、釣果は
散々だったそうな。4人揃ったので改めて乾杯し、宴会が始まった。小菅の山小屋で飲
むのは5月以来だったので楽しかった。
山小屋の朝は野鳥のさえずりで目覚める。オオルリの声が聞こえた。朝食はそうめんと
肉じゃが。肉じゃがは昨晩仕込んでおいたもので、味がしみ込んで美味しかった。小さ
い芋が多かったけれど味は抜群に良かったように思う。小菅の畑は土がいい。
朝食後、身支度して山登りに向かう。今日のメイン作業、樹木板のヒモ交換の為だ。山
を登りながら樹木板を一枚一枚確認していく。切れそうな麻ヒモをブロンズ色のアルミ
針金に取り替える。ビニールヒモも考えたのだが、このアルミ針金の方が作業がしやす
いし丈夫だろうと買ってきたものだ。猫ミュウさん、加藤さん、野村さんが交代で付け
替え作業をしながら山を登る。そして小菅の森「モロクボ平」に到着した。ここはいつ
来ても気持ちよい場所だ。伸びやかな緑がゆったりとした天井を形成している。
ここで絶滅危惧種のヤエガワカンバをチェックした。どうやら葉が出ていないようで、
残念ながら枯れてしまったと思われる。交配と繁殖が非常に難しい樹木で、激しい競争
にさらされる山で生き残る事が難しいとされている。救いは5月に発見した新しいヤエ
ガワカンバには旺盛な緑の葉が出ていたことだった。こちらはまだまだ生きていけそう
だ。ヤエガワカンバの樹木板もこちらに付け替えなければならなくなりそうだ。
全ての樹木板をチェックして、切れそうな麻ヒモを取り替えて、作業は終了した。下山
しながら様々な木々を再確認した。樹木板の種類を増やさなければならないようだ。再
度確認し、新しい樹木板を設置するようにしたい。
ひさしぶりの山小屋が楽しかった・・・あとはまた明日から。