瀬音の森日記 382


西木村森林作業体験交流会



2005. 9. 17


9月17日(土)秋田県西木村にて森林交流作業体験の間伐が行われた。瀬音の森から
の参加者はoldbeanさん、ぢぞうさん、ぬま子さん、KKさん、渓酔さん、田辺さん、琥
珀さん、PONTAさん、藪澤賢治さん、猫ミュウさん、加藤さん、イナさん、ハミングウ
ェイさん、岡田さん、坪井さん、kurooの16人だった。             

好天に恵まれた朝、集合場所の再会の森には参加者が車で続々と集まってきた。久しぶ
りに会う顔ばかりで懐かしく、挨拶の声も大きくなる。昨夜から来ているが寝不足の顔
は飲み過ぎたためか、ウエーダーを履いているのは朝早く来て川に入っていたのか。瀬
音の森会員らしいと言えば言える。村の人とも挨拶を交わし、ヘルメットや道具の準備
をして名札と一緒に会員に手渡す。                       

受付で参加費(保険料500円、懇親会費2000円なり)を払い、班編制表をもらう。瀬
音の森は間伐担当の第3班、第4班、第5班に配置されていた。チェーンソーは2台づ
つ。今日の場所は急斜面だというので、事前に場所を見に行った。言われたとおりの急
斜面に驚いたが、秩父と同じくらいなので出来ないことはない。上下作業さえしなけれ
ば大丈夫だろう。会場に戻ると開会式が始まった。村長の挨拶から始まり、作業上の注
意などが行われた。開会式後、参加者はそれぞれの道具を持って各自の持ち場に向かっ
た。森林組合の指導者が丁寧に指導してくれるので作業が進めやすかった。     

まずは選木から作業が始まった。間伐する木を選び、黄色いテープを巻いていく。急斜
面なので上り下りが大変だ。次は細い木から間伐に入る。林内は手入れがされていない
ので、雪折れや曲がった木が多く、間伐をしなければならない木がたくさんある。チェ
ーンソーは2台だが、安全を考えて1台だけ稼働するようにしようという指導員からの
提案だった。しかし、作業がチェーンソーを扱える私に集中することになり、大汗をか
いての忙しい作業になってしまった。途中で加藤さんやPONTAさんに代わってもらった
が、かなり疲労が残った。                           

第3班は比較的若い木が多く、枝打ち中心の作業だった。担当は渓酔さん、old-bean
さん、ぬま子さん、じぞうさん、KKさんの秋田支部メンバーが汗を流している。第4班
は若い木の間伐が中心でハミングウェイさん、岡田さん、坪井さん、田辺さん、猫ミュ
ウさんが汗を流している。我が第5班は急斜面の大きな木の間伐作業で、加藤さん、イ
ナさん、PONTAさん、藪澤賢治さん、kurooが汗を流していた。午前中の作業はあっと
いう間に終わって「お昼だよお〜〜」という役場の高橋さんの声で休憩に入った。  

お昼は河原で食べた。小波内地区のお母さん方が作ってくれたお握りとミズのみそ汁と
色とりどりの漬け物がズラリと並んだ。9月とは思えないような暑い日差しの下で食べ
るのは大変だったけれど、食後に冷たい川に足をつけたら暑さもどこかへ消えた。瀬音
のメンバーが淵の横に集まり、ヤマメ釣りが始まった。ハミさんや岡田さんがヤマメを
釣って拍手喝采を浴びていた。川で水遊びをする人もいた。この川は本当に奇麗な川で
水が冷たい。何年か前にこの場所で大きなサクラマスが産卵していたことを懐かしく思
い出した。                                  

午後も同じ場所で間伐作業をした。午後はあまりの作業効率の悪さに、チェーンソーを
2台稼働させ、2箇所で作業をした。PONTAさんと藪澤賢治さんが主に下の方で作業を
行い、残った4人が上に上にと間伐をしていった。根曲がり木や先折れの太い木など、
難しい間伐が多かったが、何とかケガもなく無事に作業することができた。作業前は鬱
蒼として暗い林だったが、午後にはすっかり見通しも良くなり、明るい林になった。終
了の合図を聞きながら、奇麗になった林を眺めていた。みんな満足そうだった。   

再会の森に戻り、閉会式を行った。だいぶ疲れていたが、元気に最後の挨拶をした。私
は所用があって、このまま東京に帰らなければならない。この後の温泉や、懇親会に参
加できないのが残念だが、今日中に帰らなければならないので仕方ない。温泉に向かう
人、釣りに行く人、懇親会の会場に向かう人、それぞれに挨拶をして来年の再会を約束
した。忙しかったけれど、充実した1日だった。                 

作業後にビールが飲めないのはツライ・・・あとはまた明日から。