瀬音の森日記 384
妙高高原きのこ勉強会
2005. 10. 29.30
10月29日(土)30日(日)の二日間、妙高高原笹ヶ峰牧場周辺にてキノコ勉強会
が開催された。参加者は長南さん、猫ミュウさん、土筆さん、野村さん、クロさん、加
藤さん、kurooの7名だった。天気予報は昼から雨になっていて、雨を予測してのキノ
コ勉強会となった。私と加藤さんの二人は秩父の畑に寄って野菜を収穫し、持参したた
め昼からの合流になった。笹ヶ峰グリーンハウスで合流し、お昼を食べてから午後のキ
ノコ探索に向かった。雨が降ってきたので合羽を着てのキノコ狩りとなったが、キノコ
は思いの外大量に収穫できた。
紅葉も盛りを過ぎようかというブナ林には大勢の人が入山していた。みなキノコ狩りの
人で、中にはザックをパンパンに脹らませて下山してくる人もいる。山に入ってすぐ、
長南さんがナメコを発見し、大きな声が上がった。すぐに全員がキノコ目になり森へと
分け入って行った。倒木、立ち枯れの木を中心に斜面を動き回る。すぐに、ムキタケや
チャナメツムタケが発見された。写真を撮りに忙しく動き回ることになった。
採れたキノコの種類はナメコ、チャナメツムタケ、シロナメツムタケ、クリタケ、ウス
ヒラタケ、ムキタケ、ナラタケ、ブナハリ、ヌメリスギタケモドキ、シモフリシメジ、
キヌメリガサ(長南さん記)と大量だった。特にナメコとムキタケは状態の良いものが
沢山採れて面白かった。ブナ林を散策するのも久しぶりだったので楽しかった。多くの
人がキノコ狩りに入った後だったのに、これだけ沢山のキノコが採れたのだから、山の
豊かさに驚かされる。来年も是非ここでキノコ勉強会を開きたいものだ。
午後3時、スーパーで食材の買い出しをして山荘に向かう。山荘では早速キノコの処理
と料理が始まった。私の畑から朝採りの野菜を大量に運んでいたので、野菜とキノコを
使った料理が沢山できた。あとはもう食べて飲むばかりだったので、交互に料理し遠慮
無く食べた。食べた料理は以下の通り。kuroo作の料理は、茹で落花生、新キャベツの
ウインナー炒め、春菊の白和え、スティック春菊の肉巻き、チンゲンサイ煮浸し、キノ
コ炊き込みご飯。長南さん作の料理は、温ナメコおろし、ナラタケとニラ炒めの卵とじ
。くろさん作の料理はナス炒め蕗味噌添え。猫ミュウさんと土筆さんの力作料理となっ
たキノコ汁。いつものことだが、良く食べて良く飲んだ。
満腹になったお腹を休める時間に、今回の課題でもあった毛鉤巻きをした。長南さんが
来年から本格的に毛鉤釣りをするということで、猫ミュウさんと私もつき合って毛鉤巻
きをした。エルクへカディスを中心に何種類かの毛鉤を巻き、長南さんにレクチャーし
た。この毛鉤巻きは酔い覚ましにもちょうど良く、酒に弱い私が長い夜を過ごすにはう
ってつけの作業だった。しかし、みんなの飲むお酒の量が半端でなく、いつしかつぶれ
ていたことも書いておかなければならない。野村さんに二階まで引きずり上げてもらっ
たようで申し訳ないこと甚だしい。
翌朝はカブの浅漬け、大根葉の白和え、野菜たっぷり雑炊を作り朝食にした。キノコ汁
は一晩おいたら一層美味しくなっていた。午前中は焚き火をしたり、コーヒーを飲んだ
り、毛鉤を巻いたり、包丁を研いだりして過ごした。こういうのんびりした時間もいい
ものだ。後かたづけを全員で行い、整理整頓して山荘の前で全員の集合写真を撮った。
次回は春の山菜になりそうだが、その時は間伐や枝打ちもやりたいものだ。木の芽が出
る時期に合わせて再訪することになるだろう。
帰り道、赤倉温泉にある露天ならぬ野天風呂(屋根なし)に行った。風が冷たくて広い
野外露天風呂は温度が下がっているようだった。ぬるい温泉にゆっくり浸かり、二日間
の疲れを洗い流して帰路についた。温泉脇でくろさんがアケビを見つけた。4個ほど採
って、カミさんへのお土産にした。
豊かな山の恵みに感謝・・・あとはまた明日から。