瀬音の森日記 433
妙高高原山菜勉強会
2007. 4. 21.22
4月21日(土)22日(日)妙高高原にて山菜勉強会を開催した。参加者は長南さん
、鵜住居さん、みきちゃん、関根さん、渡部さん、藪沢賢治さん、1Qさん、福島さん、
ナリツネさん、吉瀬さん、うらべにさん、JICKYさん、NAKANOさん、くろさん、kur
ooの15名だった。山荘に向かう途中で見た山はまだ雪で真っ白で、木々にも芽が出て
いなかったので山菜には早かったか、と思いながら集合場所の山荘にたどり着いた。
山荘に到着したら、ほとんどの参加者がすでに到着していた。空模様が心配されていた
のですぐに山菜採りに向かった。残念ながらコシアブラ、タラノメ、ハリギリは1週間
ほど早く、まだ芽が固い状態で採れなかった。それでもアサツキ、カンゾウ、イタドリ
、コゴミ、ハンゴンソウ、ヨモギ、フキなどが採取できたので山菜勉強会の面目は立っ
た。早春の山は様々な色の花を咲かせていた。中でもキクザキイチゲ、ショウジョウバ
カマなどが目を引く。上を見ると、ヤマザクラ、キブシ、ダンコウバイなどの花々が目
を楽しませてくれた。
一旦山荘に戻り、昼食を食べた後、魚釣り班と山菜採り班に分かれて探索に入った。関
根さん、吉瀬さん、NAKANOさん、1Qさんは釣りに。鵜住居さん、藪沢さん、長南さ
ん、みきちゃん、JICKYさん達と私はコゴミ採りに車で移動した。狙った場所にコゴミ
は無く、タネツケバナを採取して場所を移動。休耕田でスイバ、ギシギシ、タゼリを、
川の側でコゴミ、ウドなどを収穫して山荘に戻った。山荘前ではすぐに焚き火が始まり
、山荘の中では採ってきた山菜の処理が始まりました。
山菜の処理、アサツキはゴミを取り除く。ツクシはハカマを取り除く。コゴミはゴミを
取って柄を柔らかいところでちぎる。ハンゴンソウは大きな葉を取り、根の部分を切り
落とす。フキノトウも大きな葉を取り除く。イタドリ(スカンポ)は皮をむき、スイバ
はゴミを取り除く。そして、いよいようらべにさん、渡部さん、関根さんを中心に山菜
料理作りが始まった。部屋の奥ではJICKYさんが蕎麦を打ち始めた。JICKYさんの蕎麦
は厳選した蕎麦粉100%で打つもので、じつに旨い。今回、山荘でJICKYさんの蕎麦
が食べられると聞いていたので、とても楽しみだった。
作った料理は素晴らしいものばかりだった。イタドリと豚肉の炒め物、コゴミの胡麻和
え、フキご飯、ツクシご飯、カンゾウとウインナーの炒め物、タゼリのお浸し、タネツ
ケバナとベーコンのサラダ、アサツキお浸しトグロ風、フキノトウ・ハンゴンソウの天
ぷら、タコの刺身、バイガイの煮物、イカ刺し、イカゲソの煮物、タコブツの天ぷら、
などなど凄いごちそうばかりだった。宴会が始まり、あっという間に歓声とともに全員
の胃袋に消えてしまった。どれもこれも美味しい料理ばかりだった。
締めの手打ち蕎麦はJICKYさんと1Qさんに手によるもの。茹で上がるそばから歓声と
ともにあっという間にザルが空になる。山の中でこんなご馳走を食べられるのはこのメ
ンバーだからこそ。本当にグルメな勉強会だ。ひと休みしたら三々五々外に出て、雨が
降らなかったので焚き火の側でお酒を飲みながらまったりと過ごした。岩魚の塩焼きや
焼き芋などを食べながら過ごした時間も忘れられない。楽しい仲間と楽しい会話がいつ
果てるともなく続いていた。
翌朝、焚き火の横で朝プシュを楽しんでまったりとした後、薪割りをした。渡部さん、
関根さん、kurooのグレンシュフォシュトリオだ。昨年の秋に間伐し、玉切りしておい
た太い杉を次から次に薪にしていく。カーン、カーンという音とともに薪の山が出来上
がる。JICKYさんや鵜住居さんも薪割りに加わり、朝食前の時間を過ごした。朝食はう
らべにさんの手になるおじやとペンネのお粥フキ風味。飲んだ翌朝には最高の食事だっ
た。ホッケや鮭の焼き魚付きだったので、思いの外豪華な朝食となった。
食事の後は間伐をした。山荘裏側のカラマツと杉6本をチルホールを使って切り倒した
。奥は鬱蒼としていたのだが、この間伐ですごく明るくなった。引き倒す麻のロープが
そろそろ限界のようなので、新しいロープに替えなければならないようだ。太いカラマ
ツは玉切りするのも大変だったが、終わったときの達成感は大きかった。今年の秋には
玉切りして薪に割るようになるかもしれない。関根さんの話ではカラマツに植菌するキ
ノコもあるらしいので、キノコ植えをするようになるかもしれない。
何はともあれ、参加してくれた皆さん、お疲れさまでした。