瀬音の森日記 447
多摩源流クリーン作戦
2007. 11. 3
11月3日(土・文化の日)小菅村で毎年開催されている「多摩源流クリーン作戦」に
今年も参加して河川清掃を行った。参加者は加藤さん、NAKANOさん、渡部さん、ハミ
ングウェイさん、岡田さん、佐藤さん、イナさん、野村さん、kurooの9名だった。
朝8時に受付ということだったので、5時半に家を出て小菅に向かった。途中の奥多摩
は夏の台風の影響か、先日の台風の影響か濁りが入っていた。放水している水はまるで
泥水のようだ。源流でこれだから、多摩川の濁りは当分続きそうだ。小菅村に入り、玉
川キャンプ場の奥にいつもムキタケが取れる場所があるので、そこに立ち寄ったところ
、案の定ムキタケが群生していた。さっそく手が届く範囲のムキタケを採集し、袋一杯
の収穫で大満足のスタートとなった。
7時半に集合場所の校庭に行くと、すでに渡部さんとNAKANOさんが来ており、しばら
くすると加藤さんがバイクで到着した。早朝のバイクは相当寒かったようで「寒い寒い
と手をこすり合わせていた。すぐにハミさん、イナさん、岡田さん、佐藤さんが一緒の
車で到着し、野村さん以外全員が揃った。会場には村人が続々と詰めかけ、開会式が始
まるのを待っていた。小菅組合長が軽トラで登場。役場の加藤さんも到着、野村さんも
開会式前に到着した。
村長の挨拶で始まった開会式。急に主催者から村外参加者として挨拶して欲しいと言わ
れ、少々面食らったが、短い挨拶で終わらせた。考えてみると10年近く小菅村に通っ
ていることになる。1999年、漁協の忘年会で挨拶した言葉を思い出す。あの時は、
「これから長いお付き合いになります。10年、20年と続くお付き合いにしたいと思
います」と大きな事を言ったのだが、それに近くなってきた。
作業は3班に分かれて行われることになった。上流にハミさん、岡田さん、佐藤さん。
中流に渡部さん、加藤さん、イナさんが向かい、残ったNAKANOさん、野村さんと私が
下流に向かった。下流組には「肥後の守さん」も加わり、小菅組合長が運転する軽トラ
の荷台に乗って冷たい風に当たりながら採石場へと向かった。採石場は台風の増水で地
形が変わるほどダメージを受けていた。流れはまったくフラットな流れになっていて、
魚の影も見えない。もの凄い増水の威力だ。
この採石場から上流へ向かい4人でゴミ拾いを始めた。村の担当として加藤さんが同行
してくれた。今年の夏の台風は本当に凄かったそうだ。大量の土砂で淵という淵が埋ま
ってしまい、見上げるような場所にゴミが引っ掛かっている。発砲スチロールのゴミが
見上げるような場所にあるということは、その高さまで水があったという事になる。雨
台風の恐ろしさ、増水の恐ろしさが良く分かる。淵があるたびにゴミ袋が一杯になる。
途中で何度も道路にデポしながら上流へと進んでいった。
増水の為か、今年は例年になく大きなゴミが落ちていて作業は大変だった。工事の鉄板
だとか、長いゴムシートだとか重量物が多いのも作業が進まない原因になった。玉川キ
ャンプ場上には特に大きなゴミが多く、このゴミを大汗流して運び上げる事が最後の仕
事となった。目標にしていた原始村入り口までは行けなかった。ここの鉄板やゴムシー
トをキャンプ場の駐車場に引きずり上げるまでで力つきた。本当に疲れた。
原始村の休憩所まで歩いていく。私とNAKANOさんは小学校の校庭に車を取りに向かっ
た。軽トラの荷台でゴミの横に乗り、校庭まで運んでもらう。車に乗って原始村に行く
と、上流組、中流組も合流していて、全員で昼食となった。今回も組合長が天ぷら蕎麦
をごちそうしてくれた。いつもいつもありがたい事だ。ビールが飲めないのが残念だっ
たが、重労働の後のお蕎麦はじつに美味しかった。帰り際、組合長から全員におまんじ
ゅうを頂いた。私はそのまま秩父の畑に行かなければならなかったので、みんなと別れ
た。朝採ったムキタケを大量に岡田さんに預けて、お土産にしてもらった。
皆さん、お疲れさまでした。