瀬音の森日記 482




推進協議会と紙風船上げ



2009. 2. 5


仙北市西木町で「ふれあいの森推進協議会」と、紙風船上げに参加した。


2月10日(火)秋田県仙北市西木町で「ふれあいの森推進協議会・定例会議」が開催さ
れ、委員として私が出席した。20年度の活動報告、21年度の活動予定、その他事項が
話し合われた。会長に前年同様伊藤さんを選出し、事務方から20年度の報告を受けた。
21年度の日程について話し合い、「大人の休日倶楽部」の日程を考慮し、6月は27日
(土)、9月は12日(土)に決まった。なお、会場は6月は田沢湖畔大沢地区、9月は
西木町の上荒井地区に決まった。                         

今、仙北市では「乗って残そう内陸線」というキャンペーンをやっている。今回はその関
連で秋田内陸縦貫鉄道の車両を借り切ってお座敷列車に仕立て、懇親会を走る列車内で行
おうという提案がなされ、可決された。準備が大変だと思うが、有意義な試みだし、楽し
そうだ。列車ダイヤの関係で作業を午前中のみで終わらせ、午後は懇親会のみになる予定
だそうだ。大勢の方の参加を期待したい。                     

会議が終了し、上桧内の「紙風船上げ」を見るために全員で内陸線の西明寺駅に向かう。
駅は子供達で溢れていた。いつもこれくらいの人が利用できれば廃止などという声は出な
いのだろうが、こればかりは仕方ない。3両編成の特別列車は上桧内行きの特別列車。車
内は人がいっぱいで、NHK秋田支局の取材クルーが乗り合わせていた。西明寺駅から約3
0分、上桧内に着いた。すぐに会場まで歩く。足元が凍っていてすべるので歩きにくいが
足取りは軽い。久しぶりにみんなに会えるのでワクワクしていた。          

紙風船会館を過ぎてお祭りの会場に入る。桁沢集落のブースへと足を進める。ひらり〜さ
んが忙しく動き回っている。渓酔さんは今年も焼き鳥を焼いている。琥珀さんと阿部さん
はまるで兄弟のように地元に溶け込んでいる。戸丸君は完全装備で防寒している。みんな
と挨拶を交わして誘われるままブースに入ると、そこは熱気がムンムンしていた。すぐに
コップ酒が出てきて飲まされる。知り合いの顔が輝いて見えるのはお祭りのせいだけでは
なさそうだ。ここで交わされる会話の一例。                    
「け!」『こ』「めが?」『め』・・これを標準語に直すと以下のようになる。    
「これ食べなよ」『いただきます』「うまいかい?」『美味しいです』・・東北弁の妙。
委員の佐藤さんと、うどんや山菜煮や漬け物を肴に酒を飲む。みんな美味しい。    

各集落のブースを回る。戸沢のブースに鈴木さんがいたので挨拶をすると中に引き込まれ
、濁酒を飲まされる。今年のイベントでの再会を約束し足をふらつかせながら外に出る。
足元の雪は踏み固められてツルツルになっていて滑る。観光客が増えてきた。今年は昨年
より少ないらしく、暗くなってもまだ食べ物はいっぱいある。布谷課長と一緒に回ってい
たら、手打ち蕎麦のブースに沢山さんがいたので、挨拶をする。すぐに招き入れられ、温
かい手打ち蕎麦とカップ酒をごちそうになる。蕎麦が旨い。立て込んできたのですぐに席
を立つ。桁沢のブースに戻る足取りがだんだん怪しくなってきた。          

7時の一斉打ち上げを桁沢集落で手伝う。琥珀さんが打ち上げを仕切る姿も板についてい
る。無事に一斉打ち上げを終え、ブースの中でまた酒盛り。いやあ、お祭りはいい。森林
組合の高橋さんも来た。岩手の井戸堀さんが娘さんと一緒にやってきた。かわいいなあ。
井戸堀さんは自分に似ていると言いはるが、何だか違う気がする。ひらり〜さんが忙しく
動き回っている。渓酔さんが叫ぶ「焼き鳥は終了ぉ〜〜〜。あとはウインナーだけぇ〜」
今年も完売、素晴らしい。酒がきつくなってきて、缶ビールを飲みはじめる。     

8時、委員は紙風船会館に集合する。ところが田沢湖会の会長が行方不明になってしまっ
た。携帯に電話しても音信不通。布谷さんとみんなで騒然となる。高橋さんが何とか連絡
を取ったら、なんとすでに宿舎に戻っていた。とりあえずひと安心。高橋さんの車で野中
部長の待つ「どりいむ」へ向かう。魁新報社の記者さんと皆でひとしきり歓談する。クリ
オンに戻ったのは11時過ぎだった。そのまま温泉に入ったのだが、足元がかなり怪しい
状態で、長湯は出来なかった。いやあ、よく飲んだものだ。楽しかった。