瀬音の森日記 499




秋の森林作業体験交流会



2009. 9. 12


恒例の西木町森林作業体験交流会に、今年も大勢の会員が参加した。


9月12日(土)秋田県仙北市西木町にて秋の森林作業体験交流会が開催された。今回は
西木町の向山地区の間伐と除伐と天然更新の作業を行った。瀬音の森からの参加者は渡部
さん、イナさん、藪澤賢治さん、琥珀さん、正留さん、ひらりーさん、old-beanさん、鈴
木悠野さん、渓酔さん、堀野さん、倉田さん、ハミングウェイさん、杉山さん、kurooの
14人だった。参加された皆さん、お疲れさまでした。               

クリオンの駐車場で朝8時に集合し、バスで野球場まで行き、そこで開会式となった。雨
が降ってきたので全員雨具を着用しての開会式となった。小雨の中で伊藤会長の挨拶があ
り、係の人の注意事項を聞き、各班ごとにリムジン(軽トラ)に分乗し、作業地へと向か
った。リムジンの荷台はなかなかワイルドでとても快適で楽しい移動だった。瀬音の森は
1班と2班に分かれ、それぞれの作業場所へと向かった。一班は秋田杉のすらりと伸びた
素晴らしい美林で、間伐するのがもったいないような林だった。二班の作業地は斜面に立
つ細い杉林で、こちらも間伐が目的の作業だった。                 

作業はいつものように選木から始まった。森林組合の門脇さんからピンクのテープを渡さ
れたのだが、すらりと伸びた杉を前にして困ってしまった。どれも素晴らしい杉で、どれ
を伐ったらいいのか分からないのだ。門脇さんから「6:1か7:1かな」と声がかかる
。6本のうち1本、または7本のうち1本という間伐本数になるということだ。それにし
ても背の高い杉林だ。迷いながらもテープを巻く。何本も伐れず、午前中だけで終わりそ
うな感じだが、伐れば良いというものでもないので、ここは慎重に作業を進める。   

長い杉を倒すので近接作業は厳禁。遠く離れて作業することになる。作業地が広いことも
あり、遠くのチームが何をやっているのかも分からない。私は藪沢さんと下から攻めてい
った。途中で琥珀さんにチェーンソーを代わってもらい、2班の作業地へ写真を撮りに行
った。ところがこの場所が遠い。端から端まで歩き、移動で疲れてしまった。2班の間伐
は背が低いので楽そうだった。みんな思い思いに杉を間伐していた。中でも古豆親方と息
子さんの親子作業は見ていて微笑ましかった。堀野さんもハミさんも杉山さんも頑張って
いた。写真を撮り終え、すぐに1班の作業地に戻り、間伐に参加した。        

今回は作業を午前中で終え、閉会式の後すぐにクリオンに戻って着替えた。村から支給さ
れたおつまみ&ビールセットをかかえて西明寺駅に集合し、内陸線の特別編成列車を待つ
ことになった。普段は人がいないであろう西明寺駅のホームは人であふれ、汽車が来るま
での間、ホームから降りて写真を撮るなどして遊んでいた。             
やってきた内陸線の一両はお座敷列車だった。瀬音の森チームは運良くこのお座敷列車に
当たり、他の2両に当たった人たちからずいぶんとうらやましがられた。どうせ乗るなら
お座敷列車の方がいいに決まっている。まあ、長年の参加に敬意を表されての事と胸を張
っていた。それにしてもお座敷列車の風情はいい。                 

列車が動き出すとすぐに宴会に突入。車窓を流れる景色が楽しく大いに盛り上がった。仙
北市では「乗って残そう内陸線」という合い言葉で内陸線の存続運動を地元で展開してお
り、交流会も一役買うことになったのだ。西明寺駅から阿仁合駅まで約1時間、休憩40
分を間に挟み、約3時間の車内宴会という企画だった。3両の車両を貸し切りで使ったの
だが、運良く1班と2班に割り当てられ、我々は素晴らしい会場を味わうことが出来た。

西明寺駅に戻り、そのままクリオンの体育館で二次会が始まった。班ごとにビールを飲み
交わし楽しい時間を過ごした。ここで写真がとぎれている。記憶にないのだが、どうやら
飲み過ぎてシャッターを押すことを忘れていたようだ。早めに寝てしまったようで、よく
覚えていない。よくもまあ毎回毎回同じ事を繰り返すものだ。我ながらあきれてしまう。