瀬音の森日記 520
総会資料 辞任のいきさつ
2010. 6. 21
会員宛に送った総会資料の一ページ目に書いた会長辞任のいきさつ。
総会資料
瀬音の森会員の皆様へ 会長辞任のいきさつ
山の緑も雨に打たれて色濃くなってなってまいりました。皆様にはお変わりなくお元気
にお過ごしのことと拝察申し上げます。
この度、私黒沢和義は瀬音の森会長を辞任することとなりました。定例会、理事会でそ
の旨を皆さんにお伝えし了承していただきました。
その後、アクティブメンバーから会長になって頂ける方がなく、やむなく森林ボランテ
ィア団体としての瀬音の森は解散する運びとなりました。このような形で解散することに
なってしまったことを本当に申し訳なく思っております。
私が会長を辞任することを決めたのは会の安全管理の問題です。11年続いた森林ボラ
ンティアの作業は常に危険が伴う作業でした。私自身手を7針縫う怪我をしたこともあり
ます。この度、山菜勉強会での間伐作業でのこと、牽引するロープが切れるというアクシ
デントがありました。ロープを取り替えて無事に間伐は済んだのですが、その会場に参加
表明されていない参加者が7名おられました。間伐の危険性を知らない人が同じ場所にい
たという事が私にはショックで、何度も考えたのですが、結論は「このようなルーズな活
動を続けていては、必ず大事故が起きる」というものでした。
基本的な参加表明や、安全管理が出来ない会は危険が伴う作業をしてはいけません。ま
た会長としてこのような活動の責任が取れないと思うに到ったことが辞任の決断でした。
思えば会を設立して11年が経ちました。会員は皆さん11歳年齢を重ねています。活
動への参加者も、足が痛いとか、アキレス腱を切ったとか、ぎっくり腰でとかいう話で盛
り上がる歳になってしまいました。かくいう私も右足が座骨神経痛で思うように動かなく
なっています。創設当時の熱情は冷め、森林ボランティア団体という看板が重くのしかか
ってきました。この際、この看板を下ろしましょう、というのが今回の総会の主旨です。
3号議案の「瀬音の森解散」については理事会で決まりました。皆様にはその承認を頂
きたく思います。また、理事会報告と同じ内容になりますが、決まった事を書きます。
4号議案「会費の精算」及び5号議案「新しい瀬音」も以下の内容でご検討下さい。
2010年5月21日(金)瀬音の森理事会 黒沢、中野、渡部、加藤、澤田、高橋(委任)
・森林ボランティア団体「瀬音の森」は解散する。
・新しく自由な団体「瀬音」を立ち上げ、参加希望者に開放する。
・新しい「瀬音」は会長や理事は置かず、ニフティ当時の「言い出しっぺ先導」の原則
に基づいて運営する。会員制ではなく、緩やかな連帯、同人会のような会とする。
・瀬音の森の会費について
・今後「瀬音」が使用する掲示板やHPのサーバー&管理代として野村さんに十万円を
支払い、管理を委託する。
・小菅の山小屋の今後5年間使用料及び今までの礼金、解体時のゴミ処理費用として
舩木さんに二十万円を支払う。山小屋使用時は事前に一報を入れる。
・残金は今後新しい「瀬音」で必要になる分として瀬音基金を設立し、黒沢が理事会
の委託を受け、通帳を管理する。なお、使用に関しては理事およびアクティブメン
バーの合議により決定する。
・瀬音の森の道具類は理事会の委託を受け、黒沢が今まで通り管理し必要なときに使う。
・総会は7月8日(木)とし、午後7時から新宿周辺の会議室で開催する。
・上記理事会決定事項は総会資料として会員に配布し、総会にて会員各位の意見を伺う。