大分戦:グダグダな内容の負け試合


9月10日(土)大分トリニータとの試合をサイスタで観戦した。


05年Jリーグ第23節:大分トリニータ:サイタマスタジアム2002

久しぶりにJICKYさん家族と一緒の観戦になった。明日に一歳の誕生日を迎える桂太君
にとってサイスタ初参戦の記念日だ。今日はリーグ17位に低迷している大分戦、何と
して勝ち点3が欲しい相手だ。東浦和からのシャトルバス車内もニコニコ顔が多い。皆
今日の試合の勝利を確信している顔が並んでいる。                

シャトルバスでサイスタに向かう桂太君。今日が初参戦。 スタジアム前で勝利祈願の写真を撮る、5人の赤い人。

北門でJICKYさんがチケットを買い、指定の我々と別れてバックスタンドへ向かった。
私とカミさんはシーチケのいつもの席に向かう。途中の売店でジャンバラヤを買う。こ
のジャンバラヤは美味いのだ。ついでに生ビールも買い、席に向かう。席に着いて見回
すと大分サポが異様に少なく感じる。順位が低迷し、遠方への応援に出かける気持ちに
ならないのか、寂しい応援席だった。                      

まだ試合開始までは時間があるので観客席も空席が多い。 こちらは空席だらけ。アウェー側スタンド。

今日はLフラッグを持参したので、選手の登場時や先発メンバーの発表時に思い切り振
る。がんばって振りすぎて、試合前に腕が痛くなってしまった。試合開始時にはフラッ
グを下ろすのがルールで、そうしないと後ろから「見えないよ」などと声がかかる。応
援に力を注ぎたいのだが、指定席では致し方ないところだ。シーチケで席が固定されて
いるので、無用な摩擦は避けるようにしなければならない。            

試合開始の笛が鳴った。さあ戦いの始まりだ。 先行されるも達也の同点弾に総立ちのスタンド。

試合開始から何だか違和感が漂う。・・・なんだか選手の動きが悪い。もしかして、大
分を舐めてるんじゃ・・? 大分は成績不振で監督がブラジル人のシャムスカに替わり
、今日が初戦となっていた。こんな展開はまずいぞ・・・選手とサポーターとスタンド
全体が「今日は楽勝さ」という気分を漂わせている時は苦戦する。昨年来、サイスタで
負けない時期があり、「サイスタだから勝てる」という雰囲気があった事は認めるが、
その雰囲気が漂う中で戦う今季、勝てない試合が続いているのだ。アウェーで良い戦い
をして、次のホームでコロッと負けるのが今季のレッズなのだ。          

案の定、押され気味の中盤でボールをカットされ速攻を許してしまう。前半18分、名
前も知らない選手にこぼれ玉を押し込まれて先制されてしまった。得点者は梅田高志と
なっている。覚えておかなくては。レッズは攻めているのだが、安全な攻めに終始して
得点の雰囲気がない。リスクチャレンジをする相手ではないとでも思っているのだろう
か・・じつに歯痒い。それでも徐々に盛り返し、ゲームを支配するようになって来た前
半の28分、田中がヘッドで待望の同点ゴールを突き刺した。やっとスタジアムが総立
ちになり応援は追い上げムード一色になったのだが・・・             

今日のレッズはひどかった。後半に入ってからも改善するきざしもなく、ダラダラとし
た攻撃を続けるだけだった。応援も徐々に尻すぼみになっていった。そして、大分のカ
ウンターにもろくも崩れてしまう。決めたのはマグノアウベス。鮮やかな2点目だった
。今日のレッズにはもう1点取る力は無かった。試合後のギドのコメントがサポーター
の心境を代弁している。「監督なら試合中に修正しろよ」と思わず言いたくなるほど的
を得ているのが悲しい。                            

試合後のギドブッフバルト監督の談話(オフィシャルより転載)          

今日のゲーム、最初の30分間は全くゲームになっていなかった。寝ていたと言ってもい
いぐらいだった。その後、30分から70分ぐらいは、我々のサッカーというものが取り戻
せて、同点に追いつく事ができたが、逆に2点目を取るチャンスがあったのに生かせなか
った。                                     
その後、坪井が怪我をした時に、カウンターで2点目を入れられてしまった。     
その後の、我々のチームは、同点に追いつけるというような状態ではなかった。    
今日の試合は、我々にとって非常に非常に痛い、失望感漂う試合だった。今日取れなかっ
た勝ち点3は本当に痛い。今日は本当に負けてはいけない試合だった。        
田中達也の怪我、坪井の怪我で、交代を余儀なくされたが、今日の試合を通じて、試合に
勝つためのアグレッシブさ、スピード、運動量、そして絶対に勝つんだというプレーが足
りなかった。こういったものがなければ、やはり試合には負けてしまう。       
今日の試合を教訓にして、試合では、笛がなったら最初の1秒から勝つための意志、意欲
というものを示さなければいけない。                       
本当に、今日勝ち点3を失ったのは痛い。                     
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こんな日もあるんだろうけど・・・こんな試合をホームで見せられるとつらい。試合後
の反省会も愚痴ばかりで盛り上がらないことおびただしい。桂太君の初参戦を勝利で祝
うことは出来なかった。じつに残念だ。                     

終了後バス待ちの長い列も言葉が少ない。 反省会も湿りがち。桂太君の元気さに助けられた。



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