ダービーに完勝!気分良し
10月22日、サイスタでアウェーの大宮戦を観戦した。
05年Jリーグ第28節:大宮アルディージャ:サイタマスタジアム2002
入場は北門までの長い列に並ばなければならない。
雨が降ってきた。「運営がなってない!」という声が多かった。
10月22日(土)埼玉スタジアム2002にて大宮アルディージャとのさいたまダービ
ーを観戦した。この日はサイスタなのに大宮ホームの試合で、アウェーとしての戦いに
なった。スタジアムの入り口からして、いつものサイスタとは違っていた。当日券でバ
ックスタンドカテ3チケット(@2800:安い!)を購入し、入場しようと思ったら
「浦和レッズを応援される方は北門からの入場となります」と係員に言われ、北門から
正面広場まで続いている長い列に並ばされた。正面からは数少ない大宮サポがパラパラ
と入っているだけなのに、小雨の中を長い列に並ばされて、試合前からアウェーの戦い
を強いられた。
バックスタンドから見るピッチ。いつもの反対側。
スターティングメンバーの発表もアウェーなので簡単。
席を確保して売店に急ぐ、ここまで何も食べてないので腹ごしらえをしなければならな
いのだ。ここでも長い列に並び、やっとの事でお弁当と生ビールを買う。食べたかった
スタジアム弁当は目の前で売り切れとなってしまい残念無念。他にも売り切れている物
が沢山あって、レッズサポには不評だったようだ。試合開始1時間前に売り切れてしま
う売店というのも問題だなあ・・。席に戻って太巻きをつまみにビールを飲む。目の前
で騒ぎが起きているようだ。横断幕を張ることで揉めているらしい。二人の大宮サポが
警備員に連れられて何か叫びながら中に戻って行った。
選手の入場に合わせて歓声と拍手が湧き上がり、大旗が振られる。
選手紹介もアウェーなので簡単なもの。応援だけはいつもと同じで、元気いっぱいだ。
ユニフォームもアウェーの白ユニで、サイスタの白ユニはいつ以来だろうかなどと妙に
新鮮な印象だった。試合開始から積極的に攻めるレッズは4分にゴール前のフリーキッ
クを三都主が鮮やかに突き刺して先制した。三都主の今季初ゴールにスタジアムは騒然
となった。しかし、その3分後、目の前を駆け上がって来た桜井に同点ゴールを決めら
れてしまった。口に人差し指を当て「どうだレッズ、静かにしろ!」とでもいうパフォ
ーマンスをしている桜井・・・憎たらしい奴。何でレッズ戦だけ元気なんだ?
その後は盛り返した大宮相手に互角のせめぎ合いとなる。桜井のバーに当たるシュート
があり、キモを冷やしたが、こちらもマリッチのポスト直撃のシュートがあり、互角の
前半戦だった。何故か山田がトップ下で、永井が右サイドバックの位置に入っている。
これが違和感ありありだった。どう考えても逆だろう。永井はもっと前に持って行かな
くては生きないし、山田のボール離れの悪さはトップ下では致命的だ。後半がどういう
形になるか興味深かった。
三都主の今季初ゴールに湧くスタンド。
マリッチは得点後こっちに向かって走ってきた。
後半になると、長谷部が前に出て攻撃にからむようになってきた。それにつれて永井も
前でボールを受けることが多くなり、チャンスに絡むようになってきた。コーナーキッ
クが連続するようになり、押せ押せの後半8分、三都主のCKを闘莉王がピンポイント
で合わせ2点目が決まった。スタンドはやっと決まった2点目に大騒ぎだった。セット
プレーからの2得点。オフト時代にはセットプレーからはまったく得点出来なかった事
を考えると夢のような展開だ。右サイドの永井もいい。じつに生き生きしている。この
2点目で大宮の出足が悪くなった。藤本がいらついて来たのがスタンドからもハッキリ
分かるようになってきた。
動きの悪い山田を堀之内に替えて、長谷部がポンテと絡む。永井が頻繁に右サイドを駆
け上がる。流れはレッズへレッズへと傾いてきた。大宮は中盤のキーマンであるトニー
ニョが守備に追われていて攻めが遅い。前でボールをキープ出来るのがトゥットだけで
は厳しい。後半24分、永井のクロスを受けたマリッチの鮮やかな反転シュートで3点
目が決まって勝負は決まった。お祭り騒ぎのスタジアムのアウェー側。ホームのオレン
ジ色は寂しそうに静まりかえっている。大宮は守備のチームなので、先行されると厳し
い試合になる。選手個人がそこを突っ切る頑張りを見せないと厚い壁を崩す事は出来な
い。今日の試合でそれが見えたのは藤本だけだった。ビハインド状態の中では約束事を
守っているだけでは勝てない。
試合終了。0:3の完勝でした。
最後に全体で達也コールが出た。これには感激した。
試合終了後、挨拶に来る選手がうっかりと南側に行きそうになって仲間に注意されてい
た。そうそう、今日はアウェーだったのだよ。選手も勘違いしそうになるのが微笑まし
い。挨拶に来る選手が近くに見えて嬉しかった。いつもと違う場所で観戦するのもいい
ものだ。そして、高らかに歌う勝利の歌はいつもどおりの快感だった。
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