弱いものイジメ:降格候補ヴェルディに快勝


11月20日(土)東京ヴェルディとの試合をJICKYさん夫妻と観戦した。


1120:05年Jリーグ第31節:ヴェルディ東京戦:サイタマスタジアム2002

小春日和の11月20日。東川口駅前でJICKYさん夫妻と待ち合わせて、サイスタのヴ
ェルディ戦を観戦しに行った。今日は桂太君も一緒に観戦なので、何とか勝って欲しい
ものだ。まだ時間が早かったので、シャトルバスは空いていてゆったり座ることが出来
た。今日は私のシーチケをお二人に譲って、当日券を買って入場することにしていた。

バスが北門に到着した。さっそく当日券を買う。メインアッパーでホーム寄りを購入。
二人とは離れてしまうが、思い切り声を出して応援できる場所のようなので安心した。
まだ入場するには時間が早かったので、北門近くの屋台を覗いてみた。韓国ラーメンの
看板に引かれて注文し、その場で昼食にした。真っ赤なスープが辛く、甘辛いプルコギ
と平打ち麺の美味しいラーメンだった。本格的な辛さが体の芯から暖めてくれた。  

北門の前の日だまりでで休憩中のJICKYさん一家。 韓国ラーメンの看板が出ていたので見に行った。


甘辛いプルコギ入りの韓国式平打ち麺ラーメン。辛くて美味い。 メインアッパー最上段の席からピッチを見下ろす。寒い・・

場内からの歓声に導かれるように入場する。メインアッパーは初めての場所なので興味
津々で入ったまでは良かったのだが、席が何と最上段に近い場所で、風が吹き抜ける寒
い場所だった。試合開始までとても座っていられずに中に逃げ込んだ。1Fに降りて売
店巡りを始めた。お目当ては焼酎のお湯割り。とにかくビールは寒くて飲む気にならな
いが、体を暖めるアルコールが欲しかった。今日に限ってウイスキーを持参しなかった
のが悔やまれた。                               

南のゴール裏売店で焼酎のお湯割りを発見。ついでに白星カレーを注文する。縁起を担
いだ白星カレーだったが白星に見立てたウズラの卵が美味しかった。通路に座り込んで
お湯割りを飲み、カレーを食べる。席にいるより通路の方が暖かい。この時期のスタジ
アムは完全な防寒対策をしていないと大変だ。今日の私の装備は、長袖の下着に丸首シ
ャツ、その上に赤のカーディガン。その上にレプリカを着て、その上から膝丈のグラン
ドコート。下は黒のジーパンの上にゴアのオーバーズボンを履いた。首はタオルマフラ
ーとニットマフラーを巻き、念のためネックウオーマーを持ってきた。手袋と帽子をし
て完璧な防寒スタイルだったのだが・・・それでも寒かった。           

ゴール裏の売店で見つけた焼酎のお湯割りと白星カレー。 この寒さでもゴール裏は熱狂的。スタメン発表の瞬間。

メインアッパーの席からはピッチを見下ろす形になる。ピッチ全体がよく見え、全体の
動きを追うには絶好の場所だ。選手の動きがよく分かる。試合開始から両チームの動き
が激しい。中盤でのせめぎ合いが激しく、お互い遅攻のスタイルが共通しているためか
ボランチの動きが肝になりそうな展開だった。試合開始早々の岡野の突破が素晴らしく
、上げたクロスをあっという間にマリッチがネットにヘッドで突き刺した時は大喜びし
たのだが、残念ながらオフサイドだった。それにしても岡野の動きが素晴らしい。  

席から右方向を見ると大屋根が迫ってくる。 マリッチが2点目を上げた。これが決定的だった。

前半14分、その岡野がチャンスを作った。正確なクロスがゴール前に上がり、フリー
のポンテがボールをゴールに流し込んだ。完璧な得点だった。いや、素晴らしい。今日
の岡野は今シーズン最高の出来だ。しかし、負ければ降格に限りなく近づくヴェルディ
の反撃も凄かった。一進一退の攻防がここからくり広げられたが、前半は何とか1点の
リードを守ってハーフタイムに入ることが出来た。                

後半開始からヴェルディの猛攻が始まり、レッズが押される展開になった。6分に交代
して入ったジウが危険な動きでレッズのディフェンスを翻弄し始めた。コーナーキック
が続いて何だかヤバイ気がしてきた後半25分、CKのこぼれ玉を小林慶行に押し込まれ
て同点にされてしまった。これで俄然ヴェルディに勢いが出てきた。一方のレッズは徐
々に動きが悪くなっており、逆転されてもおかしくない展開になって行った。    

ポンテの3点目は芸術的なループシュートだった。 試合終了後の夕日。秋の日はつるべ落とし。

しかし、そんな嫌な流れを断ち切ったのが、後34分のマリッチのゴールだった。角度の
無いところからの反転シュートがGKの脇を抜けてゴールに突き刺さり、待望の追加点が
レッズに入った。この1点が勝負の分かれ道だった。ヴェルディの動きは目に見えて悪
くなり、防戦一方になって行った。平本がラフプレーで退場となり、その流れは更に加
速する。ポンテの芸術的ループシュートが決まり、三都主のシュートを手で防いだ林が
退場になり、PKで闘莉王が4点目を決めたのはおまけのようなものだった。4対1とい
う得点差ほど内容の差は無かった。2点目がどちらに入るかが勝負の分かれ道という試
合だった。                                  

祝勝会で合流のカミさんと。 JICKYさん一家も大満足。

拍手で選手を送り、勝利の歌を高らかに歌った。JICKYさん夫妻と合流し、東所沢のい
つもの店でカミさんも合流し、祝勝会をした。相手がどこであれ、どんな勝ち方であれ
、こうして勝利の後に飲むビールに勝るものはない。レッズはまだ優勝に一縷の望みが
残っているのが嬉しい。                            


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