※※ 森林インストラクターへの道 ※※ 10
養成講習 レク安全コース1日目
2000. 6. 2
6月 2日(金)
いよいよ養成講習も第二クールの始まり。会場を日本教育会館に移して、森林内の
レクリエーションと安全の講習が行われた。
●9:00〜11:00 アウトドア概論 丸山先生
まずはアウトドア概論の講義。横文字が多くなると何となく胡散臭さを感じるのだ
が・・そういう個人的な気分は置いといて、何はともあれアウトドア概論である。
・スポーツの語源と意味→外国で使われる意味と日本のそれの違い。
・余暇について→余暇という言葉の意味と本来意味する内容
・レクリエーションとは何か→どういう形で日本に入ってきて、どういう形で発展
してきたか
・レジャー・スコレー・スクール→それぞれの言葉の意味するところ
・人生80年時代のレクリエーションをどう充実させるか
特にどうという内容ではない。このような事を自慢げに話す森林インストラクター
がいたら参加者にスポイルされるのではないだろうか。教養の部分で頭の片隅に置
いておけば良いことで、決して自分から言うべき事では無い。だいたい本当の意味
を知っていたからと言って何になるというのか・・・今、自分の目の前にある課題
をどうするかが我々のやるべき事だろう。森林インストラクターがレクリエーショ
ン中心に活動したらただのレクリーダーになってしまうのではないか。
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●11:10〜16:00 キャンピング 師岡先生
ばりばり現役の先生が講師とあってテンポ良く講義が始まる。最初は教えている学
生の話から、現代若者気質をいろいろと教えてくれる。遊びが大切だという前提で
様々な事例を話してくれる。キャンプ体験が豊富で(当たり前か・・)失敗例、成
功例とも鮮度もイキも良い話が出てくる。
自分が気付くこと(自覚)が大切ということで、自分の未来・過去・現在と1自然
活動、2社会活動、3知的活動、4身体活動、5情緒活動をマッピングし、そこに
5分で書き込んで自己分析させられる。こういう手法は全員の意識を集中させ、こ
れから進む講義に共通認識を持たせるためなのだろう。書き込むことで自分が何を
目指してここにいるのかを再認識させられた。
昼食を挟んでその後もテンポ良く講義が進む。そういえば、講習期間中私は昼食を
食べない。昼食を食べると集中力が切れるので飴をなめたり、飲み物でごまかした
りして集中力を保つように心がけている。何のためか?そう、試験当日の為の訓練
だと思っている。しっかり食べたら午後2時間は頭が眠る。
先生がテキストに沿って解説してくれる。試験のヒント的なものは次の通り。
・組織キャンプ成功の条件
・良い指導者とは
・キャンプカウンセラーの心得
・リーダーシップ
などの点をテキストに基づいてやれば大丈夫だろうという事だ。キャンピングと森
林インストラクターとの関わりについて考える事は何だろうか。まったくの素人に
森林に関心を持ってもらう道具(ツール)としての役割か、技術としての技か、そ
れともイベント企画がインストラクトの基本なのか。先生は森林インストラクター
としてのキャンピング論とは別の部分で純粋にキャンピング論を展開していた。こ
れをどう森林インストラクターの活動とリンクさせるかを聞きたかった。もしかし
たら先生は森林インストラクターというものをご存じ無いのではないだろうか。
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●16:10〜18:10 野外ゲーム 桜井先生
野外ゲームの達人ということで、いきなり参加者の心をわしづかみにする。全員が
隣の人と手を握りあって、かけ声に合わせて自分の考えている1・2・3の数字の
どれかを強く握って相手にしらせる。お互いに同時にそれをやる。合えば良し、合
わなくても良し。合えば何となく嬉しい・・・これだけのゲームなのだが急に親近
感を覚えるようになるから不思議だ。
講義はさすがと思わせるテンポで続く。まず、ゲームの内容、言葉の説明。ネイチ
ャーゲーム、イニシアティブゲーム、フィールドゲーム、アドベンチャーゲーム、
ネイチャーレクリエーション、ヒーリングレイレーション、プロジェクトアドベン
チャー、・・・・カタカナが連続する。何のことやらチンプンカンプン。
林業・自然保護・自然活動の三つの場が重なるところに森林インストラクターはい
る。この三つの重なる部分をいかに広げていくかが課題だと言う。これは良く分か
った。いかに広げるか、その為のコミュケーションツールとして野外ゲームを道具
のように使い分けるのだと聞いて多少納得した。1森の中で何かする、2森につい
て何かする、3森の為に何かするという視点でネイチャーゲームを考えると分かり
やすい。
試験に関しては野外ゲームを使えるようにするための試験にするということ。とい
うことでテキストも講義内容も試験とは関係ないようだ。お疲れさまでした。
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