※※ 森林インストラクターへの道 ※※ 14
養成講習 林業コース2日目
2000. 6. 18
6月18日(日)
二日目、いよいよ最終日だ。この講習は3回に別れていたので気分的にも余裕があ
ったが、夏の講習は8日間連続なのだ。この講習が8日間も連続したら本当に覚え
られるのだろうか。3日目以降など何も頭に入らないのではないだろうか。3回に
分けて行われた今回の方法が私にとってはベストだったと思う。
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●9:00〜12:00 山村と農林業 岡 先生
岡先生の話はテキストにそって淡々と進む。時として単調になって眠くなるのだが
内容が内容で、仕方ない部分もあった。どうしても内容が制度とか法律とかの話に
なってしまうので眠くなるのも仕方ない事かもしれない。ただ、実際に森林インス
トラクターとして活動を始めると、こういう問題は避けて通れない問題だ。きっと
そのときに「ああ、あの時もっときちんと聞いて置けば良かった・・」などと後悔
するものなのに違いない。
テキストの内容に参考例を加えながら厚みをつけて説明してくれるのだが、いかん
せん法律の話は難しい。林業の現状がどうしようもない状態で、今後も打開の糸口
が見つけられないという事がひしひしと伝わってきた。ただ、今後どうしたら良い
のか・・・という話を聞きたかった。
試験に関しての言及もなし。
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●13:10〜15:00 特用林産物 古谷先生
2時間の講義だったが、最初の30分と最後の30分以外の1時間は無駄な時間だ
った。というのは、古谷先生はきのこに詳しい先生で、特用林産物の中心がキノコ
という事もあり、1時間くらいキノコの話をしていたのだ。キノコについてはすで
に林先生という専門家に講義を受けていたので、さすがに古谷先生の話では参考に
なるものは無かった。
一般論としてのキノコの話は林先生という専門家の講義とは比べるべくもなく、先
生には申し訳ないが、出来れば違うアプローチをして欲しかった。そういう訳で無
駄な1時間だった。試験に関して言及されたことは以下の通り。
○主要な特用林産物の種類
○その生産額
○生産が伸びているもの、減っているもの。その訳。
○乾シイタケの現状・その他キノコ・木炭
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●15:10〜18:10 木材の利用 筒本先生
筒本先生の講義もテキストに沿って淡々と進む。森林や林業と違って、木材の話な
ので興味深い話が多い。我々は木材、材木、板の事を意外と知らないのではないか
という思いがしてきた。ホームセンターなどで、たまに材木売場を見るが、その性
質まで考えて買うことはない。その性質や作られる行程などを知ることは以外と重
要な事かもしれない。使用方法が変わらない限り、新しい木材需要など出来ないの
だから。
木材の種類別に使い方が変わるし、大きさ・厚さなどでも変わる。そんな違いを細
かく説明するのだから先生も大変だ。試験の傾向と対策として話されたのは次の通
りの内容。
○針葉樹と広葉樹の違い
○木材の組織、構造
○木材の特性 良い点8、悪い点3
○木材の適材適所の利用
○木材の性質は比重で決まる
○木材の加工製品のいろいろ
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やっと8日間の講習が終わった。最後に修了証書をもらい、全員ニコニコ。これで
1次試験が受かれば2次試験は免除になるのだ。しっかりした作りの修了証をバッ
グに詰めて帰路に着く。やっと解放されたような気分になった。
現実の勉強はこれからなのだが・・・・今日くらいは忘れよう。