※※ 森林インストラクターへの道 ※※ 28
二次試験の必勝法
2000. 11. 15
ホームページで知り合った大楽天さんとメール交換している時に、事務局の高尾さん
の二次試験の必勝法というのを教わった。許可を頂いたので以下転載する。
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二次試験を受験される方へ(昨年の経験を思い起こしつつ)
●概要
昨年平成11年度の一次試験(筆記)受験者1119名の内、合格者は170名でした。
二次試験の受験申込者は、二次試験のみの再受験の14名を加えて184名でした。
最終合格者は178名でした。最終合格に至らなかった6名のはっきりした事情は
知る由もありませんが、なんらかの理由で当日来れなかった方も含んでいます。
ということは、二次試験はほとんどの方が合格するということです。
二次試験の面接や実技は落とすためではなく、インストラクターとして今後
活躍できることを確認するために実施されるようです。
「森林インストラクター養成講習」(受講は任意)の全課程を修了した方は、
二次試験(面接と実技)の内の実技試験が期間限定なく申請すると免除になります。
実技試験免除の申請の方法は一次試験の4科目合格者に送付される
二次試験の案内にあるように、養成講習の受講修了書のコピーを添付します。
ちなみに、一次試験合格者の内、何らかの実技免除対象の講習に参加した人の割合は
約半分です。
二次試験の時間は一般では一人15分程度(H11年度は13分)ですが、
実技免除者は面接のみ10分(H11年度は8分)です。
実技試験の内容は、H11年度の場合「中高年の方10人内外を対象として想定し、
5分以内で森林インストラクターの模擬演技を」となっていました。
いずれか一つの素材(コナラならコナラ、カケスならカケス)を使って解説します。
その素材の特徴を説明するだけではなく、森林、林業、レクリエーションとの
関わりに踏み込んだ解説が必要です。
なぜなら、「一般の方(H11年度は中高年)に森林や林業についての知識を与え、
森林の案内や森林内での野外活動の指導を行なう」ことが森林インストラクターの
役割だからです。
●対策
二次試験の実技免除者は面接一本になります。
試験委員の面接官3名を前にして、自己紹介、受験動機、関連質問に答えます。
質問は面接官が順次誘導してくれますので、それに従えば安心です。
自己紹介や受験動機は前もって考え、軽く練習しておくとよいでしょう。
どちらも簡潔に1分以内で十分です。
そして普段どおり、落ち着いて、明るく、三人に話かけるように応対します。
自己紹介の一例(あくまで凡庸で、サンプルです)
「高尾幸男と申します。
高尾という字は、八王子にある高尾山と同じ、高いに尾っぽの尾と書きます。
私は香川県出身で、現在は東京都足立区に在住している47歳の会社員です。
妻と娘が一人います。
将来は、新潟県の妙高高原の笹ヶ峰において森の案内人を目指しています。
どうぞ、よろしくお願い致します。」
(これで約30秒)
受験動機の一例(あくまで凡庸で、サンプルです)
「10年前くらいから、月に一回程度の山歩きをしていました。
しかし、特に森林や林業などに特別興味を持っていたわけではありません。
また、20数年前から毎年、妙高高原に行っていました。
2年前に突然関心を持つキッカケができました。
それは妙高高原の笹ヶ峰のレストランで手伝いをしていた時です。
マツカサとキノコを持ってきたお客さんから、名前はなんですかと聞かれました。
残念ながら、その時はなにも答えられませんでした。
興味を持っている方に、いろいろ解説ができたらいいなと強く思いました。
その後に妻から森林インストラクターの試験があることを聞きました。
そして、講習を受けてから受験しました。」
(これで約1分)
関連質問の一例(上記の自己紹介と受験動機の内容に関わることを聞かれました)
Q1 生まれた場所は、山とか海に近いところですか
Q2 妙高高原の笹ヶ峰はどんなところですか
Q3 解説するにはどんな勉強や経験が必要と思いますか
等(回答は略しますが、あっという間に時間になりました)
面接でのポイントは、しゃべり続けたり、終始沈黙したり、論争をしないことです。
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以上。
この内容を良く読んで、25日(土)の面接試験に臨みたい。快く転載を許可して下
さった高尾さんと、確認の労を取って頂いた大楽天さんに感謝致します。