※※ 森林インストラクターへの道 ※※ 35
「黒沢」は「黒澤」ではない!
2001. 4. 4
4月4日、(社)全国森林レクリエーション協会から森林インストラクター登録者名
簿といろいろな書類が送られてきた。ひとつは「森林インストラクターの活動実態調
査結果について」、ひとつは林野庁からの「森林インストラクターの知識及び技能の
審査・証明事業の認定に関する規程の廃止について」というもの。まあ、簡単に言う
と「農林水産大臣認定」という言葉が使えなくなりますよ、ということだ。
もうひとつあった。「自然体験活動リーダーに登録しませんか」というもの。これは
森林インストラクター資格者が登録するだけで「自然体験リーダー初級」になれると
いうもので、大勢の登録を協会は望んでいるようだ。ボーイスカウト日本連盟や日本
野鳥の会などが参画している自然体験活動推進協議会が母体となっており、今後中級
としての自然体験活動インストラクターや上級として自然体験活動コーディネーター
を設置するとのこと。
送られてきた中で最も大事だったのが森林インストラクター登録者名簿。これは全国
の自治体や学校に配布されるもので、森林インストラクターとしての大事な顔とも言
えるものだ。この34ページに私の紹介が載っている。ドキドキしながらページをめ
くる。
ところが、見て驚いた。名前が間違っているのだ。
黒沢が「黒澤」になっている!
養成講習の時にも同じミスがあり、その場で訂正してもらった。ところが今度は本番
の登録者名簿である。なぜ、こうも人の名前を何度も間違えるのか・・・それも大事
な名簿で。名前を間違えられた本人にしてみれば困惑するばかりだ。そこに他人がい
るようでなんだか気分が悪い。
旧字体なのだから同じじゃないか、という人もいるかもしれないが、ここではっきり
言っておきたい。黒沢は断じて黒澤ではない。産まれてこの方黒澤という字を使った
ことはなく、私は間違いなく「黒沢」なのだ。小沢は小澤ではない。小沢一郎は断じ
て小澤一郎ではない。沢田は澤田ではない。沢田研二は断じて澤田研二ではないので
ある。
登録者名簿は全国に配られるとのことだ。何だかなあ〜〜〜という気分である。やる
気がどんどん無くなっていく。二度も三度も名前を間違えるということは、事務局の
チェック機能が働いていない訳で、こんな事ではいくら森林インストラクターの社会
認知度を上げるとか言っても問題は多そうだ。
資格を与えるだけの協会というレッテルや、林野庁職員天下りのための協会というレ
ッテルが貼られているのも分かるような気がしてきた。森林インストラクターひとり
ひとりが孤高の精神を保ち、それを磨いていく事がいかに大変なことか。協会ととも
に切磋琢磨していかなければならないのだと思うのだが・・・何だかなあ。
小さい事なんだけど、名簿で名前を間違えられるというのはヘコむなあ・・・