※※ 森林インストラクターへの道 ※※
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里見林業スクールに参加した
2003. 5. 3.4
里ネットの大森先生が主催している里見林業スクールに参加した。参加者は17名、連
休の渋滞をかいくぐり、里見の現場に着いたのは集合時間を30分遅れていた。参加者
はめいめい作業に没頭していたので、挨拶もそこそこに身支度して作業に入った。ここ
にはトイレが無いので、トイレを作ろうという事になり、作業を始めた。
物置から適当な角材を持ち出し、サイズを決めてカットし、柱を作る。伊藤さんが手伝
ってくれることになり作業は順調に進んだ。トイレの設計は何度かやっているので、材
料さえあれば何とかなる。壁にはコンパネを使い、屋根には波板を使えばいい。どれも
廃屋の廃材利用だ。途中から渡部さんも手伝ってくれた。
柱を立て、梁を作り、垂木の上に波板を張って屋根を作る。壁を止めれば立派なトイレ
になってきた。捨ててあった窓枠を持ってきて水で洗って壁に止めれば立派な窓が出来
上がった。ドアは、これまた捨ててあった窓枠に薄い板を打ち付けて蝶番代わりの革ベ
ルトで柱に取り付けた。床は垂木を並べてその上にコンパネを敷いた。床の中央は穴が
掘られており、コンポストとなるおが屑が箱に入れられて前に置かれている。完璧だ。
トイレは朝11時に作り出して、午後4時に完成した。
ドアには「空き」「使用中」の札も付けられて。笑顔の渡部さん。
この杉を倒す。木に登って作業可能かどうか調べる塚本さん。
次の作業は敷地内にある大杉の伐採だった。3本の大杉が立っており、うち2本は地上
4メートル付近で3本ずつに枝分かれしている。いろいろ相談したのだが、結局枝分か
れしている部分で1本ずつ切って行くしかないという結論に達した。2本の杉の間に角
材を渡して足場を作り、その上で作業することにした。足場を確保し、安全帯で体を固
定し、杉の受け口をチェーンソーで切る。足場が中空なのでいつもの角度で作業出来ず
かなり無理な体勢での作業となり深い受け口となってしまった。追い口を切るために逆
側に回り、別の木に安全帯を付ける。追い口を切り始めたらすぐに杉が倒れ始めたので
ぶつからないように木の上で逃げた。杉は思った方向に倒れてくれたのでよかった。倒
した杉を整理して本日の作業は終了した。私の作業中の写真は撮ってありません。
・スヌーピーパジャマの似合う塚本さん。
・囲炉裏の横でなぜかガッツポーズ。風呂上がりの伊藤さん。
・吉田さんご夫妻は全体を盛り上げてくれました。
・朝一番でチェーンソーの手入れをする岸良さん。
・朝食はおかずがいっぱいのご飯とうどんでした。
・今日は塚本さんが伐採を担当します。
・全員で杉の木が倒れる方向を確実にするためにロープで引きます。
・どうに処理するか、みんなで相談しています。
・隣家の庭に植えられていたクマガイソウの花。
・同じく、イカリソウの花。
・倒した杉の大木を囲んで話がはずみました。
・全員が揃って記念写真を撮りました。
・樹齢100年弱の杉の大木が芯が腐ってうろになっていました。
・引く為のロープを張っている吉田さん。
・チェーンソーが壊れることが多く、最終的には全部壊れました。
・大森先生の司会で午後の講義が始まりました。
・切り倒した杉で椅子を作りました。
・講師は前里美村村長の荷見さんと全国森林インストラクター協会会長の堀内先生。
・オトコヨウゾメの白い花。可憐ですね。
・全員で山に入り、堀内先生の解説を聞きました。
・雑木林の山道は絶好の観察場所です。
・スズメノヤリです。
・クマシデです。雄花が垂れ下がっています。
・ブルーベリーの花です。
・クサノオウの黄色い花。
・女性の会員が作ったヤエヤマブキとドウダンツツジの玄関飾り。