※※ 森林インストラクターへの道 ※※ 49
2月の所沢コナラ林再生作業
2004. 2. 1
2月1日(日)所沢のコナラ林再生ボランティアに参加した。朝から暖かで穏やかな日
だった。平川さん、塚本さん、吉田さん、渡辺さんの各森林インストラクターほか、8
名の参加者でコナラ林床の雑木伐採を行った。集合場所では大きな焚き火が焚かれ、焼
き芋が焼かれた。大森先生の挨拶のあと準備体操を行い作業に入った。
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大きな焚き火をして暖まります。 |
準備体操は作業の前に欠かせない。 |
作業は大きな枯れたアカマツの伐採から始まった。伐採は塚本さんが担当し吉田さんが
チルホールでロープを引く。周辺のヒノキを私が伐採し、倒す場所を確保する。ベテラ
ンが多いので作業は順調に進み、大きな轟音と共にアカマツは倒れた。40センチほど
の直径だったが周辺が腐っていて20センチくらいの芯だけが残っている状態だった。
こういうアカマツはいつ倒れるか分からないので本当に怖い。この周辺にはこのような
アカマツが沢山放置されているが、林の中に網の目のような歩道があり、そこを散歩し
ている人も多いのだ。早く処理をしないといつ事故が起きても不思議ではない。
午前中はサワラ、ヒノキ、エゴノキ、リョウブなどの伐採と玉切り、枝処理をした。こ
こではベテランの部類に入るので、遠慮無くどんどんと作業を進める。瀬音の森の作業
では他の人の作業ぶりを常に確認していなければならないので、神経を使うのだが、こ
こではそんな事もないので遠慮なくバシバシ作業を進める。何も考えずに体を動かして
いる時間は作業に集中できて楽しい。
昼食は焚き火を囲んでラーメンを食べた。吉田さんが簡易かまどでお湯を沸かしてくれ
たので、それを使わせてもらう。こういう心配りがじつに有り難い。焼き芋を頬張りな
がらみんなと色々な話をするこの時間が楽しい。私の話はついネコの話や釣りの話にな
ってしまうのだが、ここではもっと難しい話も出る。よく考えさせられる事も多い。仕
事を引退した訳ではないのだが、その後の活動についてよく聞かれる。同じ志向をして
いる人が多いので興味深い成り行きのようだ。
午後も雑木の伐採を行う。チェーンソーは良く研いであるのでじつに良く切れる。玉切
りなどもじつに気分いい。太いサワラを切り倒して処理をした。太くてもエゴノキやリ
ョウブに比べると軽いので処理も楽だ。枝葉が誇りっぽいのには閉口するが、暗かった
林がきれいに見通し良くなるので気分がいい。塚本さんが太いリョウブを倒したのだが
、幹が太く重いので処理するのが大変だった。
作業は3時半で終了。両腕が筋肉痛で腕力も無くなっており、作業する限界になってい
た。天気が良かったので、まだ出来たかもしれないが、体力の限界を感じた時にはおと
なしく終わりにすべきだと思う。終了間際の事故が多いこともその辺に原因がある。特
に指導者が「終了」の声をかけてやらないと新参の人からでは言い出しにくい事でもあ
るので注意が必要だ。最後の30分くらいは流すくらいでちょうど良いのではないかと
思う。作業量を求められる仕事では無いのだから。