※※ 森林インストラクターへの道 ※※ 9


養成講習 森林コース3日目



2000. 5. 22


5月22日(月)                             

今日は実習。高尾山に行く。山登りが出来る支度をしてリュックを背負い、キャラ
バンシューズを履いて家を出る。平日なので通勤電車の回りの視線が気になる。回
にの人はきっと遊びに行くんだと思っているのだろうなあ・・・        

●9:00〜16:00 樹木 谷本先生 以下森林インストラクター7名   

高尾山登山口に朝8時半集合で、樹木の観察実習を行った。128人を7つの班に
分け、それぞれの班に森林インストラクターが一人付いて、樹木の解説をしてくれ
る。私は3班に入り、黄色のリボンを着ける。私の班は18人の大所帯だ。1班か
ら固まりになって登山口を登っていく。登山道を登りながら周辺の木々の解説をす
るのだから先生も大変だ。                         

森林インストラクターの大石さんは詳しく説明をしてくれるのだが、いかんせん声
が小さい。全員がその解説を聞こうと近づくので、班全体が団子状態になって登山
道を歩いて行く。聞きながらメモを取る必要があり、こんな事もあろうかと持参し
たA4サイズの画板が大活躍。野外での学習に画板は欠かせない。筆記具はボールペ
ンを使いメモ変わりのスケッチをしていく。高尾山でのスケッチメモは以下の画像
を参照下さい。                              
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●13:00〜14:00 樹木 谷本先生                 
昼食後谷本先生の講義が広場で行われた。先生は樹木の名前をいっぱい覚えるので
はなく、樹木の性質や樹木によって土地や土壌や生態等の事を知るように努力して
欲しいと言われた。地面に座って講義を受けていたら小さいダニが地面から這い上
がってきてズボンにびっしりと張り付いていた。講義が終わった時は全員大騒ぎ。
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採集禁止と言われていたが、一回で128種類もの樹木を覚えられるはずもなく、
最後の方では大石さんの許可も取って、葉っぱを1枚ずつアルバムに納めた。最初
からやっていればもっと覚えられたと思うのだが仕方ない。スケッチだけでは心も
とない。                                 

予定では4時に解散という事だったが、人数が多かったのと解説に時間をかけた為
最終のケーブル駅に到着したのが5時半になってしまった。解散して大急ぎでケー
ブルカーに駆けこみ下山する。小田急の電車に乗ったら一日の疲れがどっと出て、
ぐっすり寝込んでしまった。丸一日山歩きしたなんて、いつ以来だろうか。