瀬音の森・秩父19


畑も冬の装い



2003. 12. 9



朝の霜で真っ白になった畑を見て、野菜の強さを知った。

堆肥の切り返しのために早朝に畑に行った。霜で真っ白になった畑は緑も少なく、少々
寂しい光景だった。そんな霜の中、野菜達はけなげに生きており、野菜の強さを垣間見
る思いがした。凍って腐る野菜が出るのか、はたまた春までしっかり生き残るのか。
野菜の防寒対策はどうしたら良いのか、何もしない方がいいのか・・・周辺の畑の様子
を見たり、知り合いに尋ねたりしながら作業を進めていきたい。真っ白になった畑を見
ていると、これから雪が降った時の作業を考えさせられた。初めてなので、分からない
ことばかりだ。                                

今日は堆肥の切り返しと同時に、コーランと米ぬかを鋤き込み、新しい落ち葉も加える
作業をした。ボックスの前面を外すと、前回仕込んだ落ち葉がそのまま固まっていた。
香ばしい麹のような香りは米ぬかが発酵している香りのようだ。これを手前のシートの
上に切り崩して積み上げる。上下を混ぜるように切り返すともわ〜〜っと香りが立ち、
もうもうと湯気が上がる。麹室にいるような強烈な匂いにむせながら丹念に切り返しを
進める。再度前面の板を張り、ボックスの中に新しい落ち葉、切り返した落ち葉、コー
ランを混ぜた米ぬかを入れ、ジョウロで水をかける。これを何度も繰り返し、ボックス
の中で踏み固め、全部終えたのが午後2時だった。時間がかかるものだ。体中すっかり
堆肥の匂いが染みついてしまった。これを夏にやるのは大変だ。          

霜で真っ白になったニンニク。 同じくビーツ。


ラッキョウ 春菊とルッコラ


タケノコ白菜「ちひり」 キャベツはもうこれ以上大きくならないかも・・


白菜は防寒対策で外葉をかぶせてヒモで縛ろう。 人参の葉もぐったり。でも、日が当たるとムクムクと起きてくる。


冬に強いはずの水菜とタアサイも真っ白。 黒マルチしてある玉ねぎは元気。


春キャベツの葉に氷の結晶が・・・大丈夫か・・・ キヌサヤは順調。大きくなりすぎか???


堆肥ボックスの前面を外した状態。 手前にシートを広げてその上で切り返し。


コーラン・米ぬかを加えて積み直した。


冬景色の畑。ちょっと寂しい光景。 緑が少なくなってきました。