瀬音の森・秩父
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キノコのホダ木を切り出した
2004. 1. 6
秩父の関根さんの山でキノコのホダ木の切り出しをした。
1月6日(火)秩父の関根さん、安谷さんと待ち合わせしてキノコのホダ木の切り出し
をした。朝9時にローソンの駐車場で待ち合わせて、近くの関根さんの山に行った。山
は長尾根という帯状に連なる秩父独特の平らな尾根にあり、南向きの暖かい斜面だった
。昨年のうちに大方のコナラは伐採されており、今日はその玉切りと掛かり木の処理が
主な仕事だった。今年からキノコ栽培をやってみたくて関根さんに話したところ「うち
の山の木を使えばいいよ」と言ってもらったので、言葉に甘えて押しかけた訳だ。
掛かり木は大きなものが2本あり、チェーンソーを使って元から慎重に玉切りし、木を
回転させて外した。斜面に垂直に倒れている太いコナラは玉切りも難しく、たびたびチ
ェーンソーの刃をかませたりした。枝を処理して足場を確保し、太い木は下の方から玉
切りする。基本通りに上から切るケースと下から切るケースを慎重に見極める。これを
間違えると刃がかんでしまう。3人がそれぞれにチェーンソーを操り、斜面にチェーン
ソーのエンジン音が響き渡っていた。
太いコナラは動かすことが出来ないくらい重い。コナラの丸太と格闘していると額から
汗が噴き出してくる。休憩時に額に巻いたタオルを絞るとバシャバシャと汗がしたたり
落ちた。「ここをきれいに整地して森作りをすれば、いい森になると思うんだよね」と
関根さん。「何本か学校の実習で切らせてくださいよ」と吉瀬さん。「瀬音の森の間伐
でコナラを切るのも勉強になるよね」と私。3人が休憩している横にメジロが2羽やっ
てきて枝の陰を動き回っていた。上の木にはコゲラが来ていた。暖かい南斜面には風も
なく、気持ちいい日差しを一杯に浴びていた。
午後も斜面での作業。私は最下部で通路を確保する為の枝片付け。玉切りされたコナラ
などを下の駐車場まで投げ降ろす係。一本一本を崖口まで運んで下に投げ落とす。丸太
は重く、一本一本運んで投げ降ろしているうちに両腕の筋肉がピクピクし、そのうちに
ぎっくり腰の症状が出てきてしまい、最後はボロボロの状態になってしまった。投げ降
ろした丸太を軽トラの積み込む作業も腕が痛くて大変だった。いやはや、生のコナラは
重い重い。
夕方になって作業が終わり、私の畑まで関根さんに軽トラで丸太を運んでもらった。畑
の隅に積み上げた丸太は約30本。これにナメコ500コマと椎茸500コマを植え込
む。上手くいけば来年の春には収穫できるはず。さてどうなりますか・・
チェーンソーを手に山を登る関根さんと安谷さん。
斜面での玉切り作業はバランスを取るのが大変でした。
となりの林はまだ若いコナラ林。このくらいなら楽なのですが・・
畑に運ばれて山積みされたコナラの原木。