置賜白川の支流で釣り


四日目は移動日。五日目の釣りは飯豊まで。



四日目の朝。外は曇っている。 朝食を食べてチェックアウト。二人とはここで別れた。


東根の浄国寺へ行き、岡田さんの墓参りをした。 途中で買った生花を供えて手を合わせた。


何箇所か川の様子を見て赤湯温泉の宿に着いたのが4時だった。 すぐに夕食。6時からレッズの試合があるので忙しい。


4種類の酒比べセットを注文して米沢の酒を楽しむ。 すごい夕立があって雨の音がうるさいようだった。

 東北釣り行脚の最後はいつもの赤湯温泉「丹波館」に泊まって、翌日の置賜白川の支流
で釣り。温泉が熱くてゆっくり入っていられなかったが、夕飯は個室で食べる豪華なもの
だった。米沢牛のしゃぶしゃぶが最高に美味かった。誰にも気兼ねせずにマイペースで食
べられたのが良かった。この宿は食事が素晴らしい。夕方すごい夕立があった。    

 朝食を食べてすぐにチェックアウトして置賜白川を目指す。米沢市から川西町、飯豊に
向かう。途中の風景が好きだ。米沢藩の殿様になった気分で周りを見ながら走る。田んぼ
も畑も民家も何か郷愁を感じる景色が続く。町界のカーブだらけの峠道を越えると白川ダ
ムだ。水量はそこそこあるし、道路にも濡れた場所があり、ここでも夕立があったようだ
。目指す川は小さい川なので夕立で少しでも水量が増えていればありがたい。     

入渓点。先行者がいませんように。 小さい岩魚が釣れてこれでボウズは無くなった。

 民宿で釣り券を買う。雑魚券だと言ったら千円だと言われて驚く。昨年は千五百円だっ
たのに・・と思ったが、昨年は日釣り券を下さいと言ったのだった。ということは日釣り
券とは鮎の釣り券だった訳だ。迂闊だった、次回から雑魚券と先に言うことにしよう。 
 目的の沢には車が止まっていない。すぐに着替えて腰にナガサを装着して入渓する。沢
の水は平水よりやや少ない感じか。蜘蛛の巣がいっぱいあるので先行者はいないようだ。

小さい川だから魚も小さい。そんなわけないか。 川の水は平水か少し少ないくらいか。

 しばらく音沙汰なかったが、小さな淵で岩魚が釣れた。その後もポツポツと岩魚が釣れ
る。しかし型が物足りない。15センチから20センチくらいの岩魚が釣れ続く。木の下
の影になったポイントにローアンドボーで毛鉤を振り込む。何度も繰り返していたら毛鉤
がすっと消えた。合わせると大きな手応え。バシャバシャ暴れるのを抜きあげたらなかな
かの型だった。26センチの岩魚だった。                     

これはいい型の岩魚が釣れた。 このくらいの岩魚が釣れればいうことはない。


この倒木下のポイントから飛び出した。 いい岩魚が釣れたので上機嫌で自撮り。

 気を良くしてズンズン遡行する。魚は水が溜まったところにしかいない。そこを狙うだ
けで良いから遡行も早い。小さな渕尻でヤマメが釣れた。この川でヤマメを釣ったのは久
しぶりだったので嬉しい。その後もチビ岩魚ばかりだったが、空模様が気になり始めた。
天気予報では午後から雷雨と言っていた。時間も昼を過ぎていたのでそろそろ降り出して
もおかしくない。そう思うと気が焦る。釣りもソコソコに脱渓点まで急ぐ。魚は20以上
釣っているのでもう釣果は満足だ。それよりもゴロゴロ鳴り始めた空の方が気になる。 

川には蜘蛛の巣がいっぱいで困った。竿やラインに絡む絡む。 今日初めてヤマメが釣れた。嬉しい。


もう少し水が多ければもっと魚が出るんだが・・ それでも岩魚が釣れてくれると嬉しい。


やばい・・空がゴロゴロ鳴って来た。 最後の自撮り。


脱渓点近くで岩魚が釣れた。これで充分だ。 ここが脱渓点。急いで車に戻らねば。

 脱渓点でスパッツとカッパのズボンを脱いで身軽になる。急いで車に向かって林道を歩
く。飯豊山の方向からゴロゴロなっているのが聞こえる。車まで持てばいいが・・・と足
が速くなる。                                  
 結局雨に降られることなく車に到着し、ホッと胸をなでおろした。すぐに着替えて車を
走らせる。やはりというか、米沢市内に着く前に雨雲に追いつかれ、土砂降りの中を走る
はめになった。まあ、車だから濡れることはないのでゆっくり走る。今日はこれから道の
駅でお土産を買って、家に帰るだけだ。途中も雨に降られることは間違いないので慎重に
帰ろうと思う。                                 



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