藤原さんと成瀬川で釣る


雨後で増水した成瀬川。藤原さんとルアーで釣りを楽しんだ。



6月10日に秋田県の西木で瀬音の森のイベントがあった。毎年恒例の西木森林作業体
験交流会だ。瀬音の森からの参加者は21名を数え、全体では100名近くの人が集ま
って、森林ボランティア作業をした。その作業の翌日、十文字町の藤原さんを訪ねた。
藤原さんは長い付き合いの友人で、日頃から成瀬川で釣りを楽しんでおり、時々メール
で今日は50センチが上がったとか連絡してくる親切(?)な人だ。せっかく秋田に来
たのだから仕事の邪魔にならない程度に一緒に釣りをしてみようと立ち寄ったのだ。 

今シーズンルアー第1号のヤマメが釣れた。 成瀬川は増水していた。

職場にお邪魔して挨拶を交わし、さっそく川へ向かう。途中のコンビニで飲み物と釣り
券を買う。ここは日釣り券が900円と安い。近くの堰堤ポイントでさっそく入渓する
。水量が多く、川を渡るのが慎重になる。昨日までの雨で増水しているようだった。こ
んな日は大物が出るんだよなどと言われながらルアーを投げる。しかし、ここのポイン
トでは何の反応も無かった。一度だけ50センチはあろうかというイワナが水面に浮き
上がったのだが、ルアーにアタックしては来なかった。              
ポイントを上流の実績ある場所に変更する。大きな淵だ。岸の岩から流れの向こう側に
ルアーをキャストしてリーリングする。何度か引くうちにスジが分かるようになってき
た。いきなりガツンと当たりが来た。ドキドキしながら抜き上げると幅広のヤマメだっ
た。藤原さんもイワナを釣った。底石に魚が付いているようだった。ルアーを変えなが
ら何度もキャストするが、そこではそれだけだった。何度か大きな影がルアーを追って
は来たのだが、掛かるところまでは行かなかった。                

藤原さんも良型のイワナを釣った。 今度は大物!ロッドが満月になっている。


デカイ魚がのたうち回っている。 45センチの大イワナだった。こんな魚が普通にいるのだ。

深い川を渡って上流へと移動する。大きなポイント毎にルアーをキャストするが、当た
りは無い。昨年、大きなイワナがジャンプしたポイントに行き、ルアーをキャストする
。ここには大きな魚がいそうなのだが・・・と思いながら藤原さんの方を見ると、何と
ロッドが満月に曲がっている。「来ちゃったよ〜〜〜ん」などと笑いながらこちらを見
ている。デカイ魚が釣れたようだ。急いでそばに行き写真を撮る。         
「いやあ、釣らないようにしてたんだけど、黒沢さんが釣らないもんだからぁ〜〜」と
しゃくにさわるコメントである。イワナだった。大きさは45センチ。堂々とした幅広
の大イワナだった。これが成瀬川の実力なのだ。                 

私も負けじとイワナを釣った。ちょっと小さいか。 こちらは美味そうな幅広ヤマメ。

負けてはいられないと上流でキャストを繰り返す。すると、すぐに当たりがあり、そこ
そこのイワナが釣れた。45センチの後では小さく見えるが、私にとってはなかなかの
型である。そしてすぐにまた次の当たりがあって、今度は幅広のヤマメが釣れた。ほん
の3時間ほどの釣りだったが、3尾の魚と遊ぶことが出来て大満足だった。川で45セ
ンチのイワナを見たのは初めてかもしれない。藤原さんも嬉しそうだった。さあ、これ
から6時間かけて家に帰らなくてはならない。気分良く成瀬川を後にした。