小国川支流の釣り


小国川上流で温泉と釣りを楽しむ。



赤倉温泉宿泊の部屋。とても宿の名前は言えない。 夕飯は料理が全部冷たかった。こんなの初めて。


お湯だけは良かった。客は一人なので泳げる。 ちなみに内湯もあった。くり返すが、客は俺一人。

 6月29日、午前中小国川の支流で釣りをした。                
 宿で昼用のお握りセットを作ってもらい、ゆっくりと出かけた。平日なので釣りをす
る人もいないだろうと思っていたし、朝方雨が降っていたので、増水しているだろうし
早く出かけなくてもいい感じだった。                      
 川は小国川奥の支流。目星を付けていた川が堰堤工事中で入るのをあきらめて、奥に
行き、次の支流に入る。案の定入り口に車は停まっていない。           
 増水しているようには見えない沢に入り、毛鉤をセットする。少し遡行すると良い感
じの淵があった。毛鉤を流すといきなりアタック。良い型のヤマメが釣れた。これだけ
奥の川でヤマメが釣れるんだ…、と驚いたが、次も、その次もヤマメだった。    

いきなり良い型のヤマメが釣れて、テンションが上がる。 次のヤマメも良い型だった。


こんなポイントだったが、良いヤマメが飛び出した。 次もヤマメ。少し小ぶりだが良い引きだった。


澄んだ水。川に映る自分の影も楽しそうだ。 所々に倒木があり、良いポイントになっている。


またヤマメが釣れた。 こんなポイント。


今日はヤマメが大当たり。 つい顔がにやけてしまう。

 良型のヤマメがポンポンと釣れ、そのうちに岩魚になり、しばらく岩魚が釣れ続いた。
昨日と今日の朝雨が降ったせいで増水しているのだろうが、遡行に問題はない。    
 たぶん、普段だったらこれほど釣れる川ではないのではないかと思う。淵になっている
ところでは必ず釣れた。魚がまったく警戒しないで毛鉤に飛びかかってくる。本当に面白
い釣りだった。広い淵では同じような岩魚が三尾も釣れた。こんなこともある。    
 気分のいいつりが出来ているので景色もすばらしく見える。大きな木の下で休憩し、宿
で作ってもらったお握りを食べる。シンプルなお握りだが、川で食べるとじつに旨い。い
い釣りが出来ているので味も格別だ。                       

初めてイワナが釣れた。 おやおや次もイワナだ。棲み分けているのか?


またまたイワナだった。 こんなポイントで。


いい型のイワナ。初めてネットを使ってみた。 またイワナ。


いい感じでイワナが釣れる。 昼ご飯。宿で作ってもらったお握りを食べる。これが旨い。

 その後もポンポンと釣れ続いたが大型が出ない。この川のアベレージが23・4センチ
のようで、それ以上大きいのが出ない。                      
 川の両岸が鋭く切り立った場所まで来た。ゴルジュの奥を覗くと、どうにか行けそうに
見えるのだが、一人ということもあり、ここで脱渓することにした。         
 午前中だけで24尾もつればもう大満足。                    
 脱渓は林道まで50メートルほどの崖登りだったが、がんばって登った。魚が釣れたせ
いか足も軽い。滑る足元を注意しながら、笹を頼りに上へ上へと登った。大汗をかいてや
っと林道に到着。林道から見下ろす川ははるか下に見える。久しぶりの崖登りだったが、
まだ自分の足でこんなところを登れたのだから大したものだ。            

大満足の笑顔。 ここからヤマメが釣れだした。


いい型のヤマメが釣れた。 ゴルジュになったのでここで脱渓。50メートルの崖登り。


林道のカーブミラーで遊ぶ。 40分ほど歩いて車に帰った。

 午後はあの有名な最上白川へ行った。ところがこちらは大増水していて、何だか大河の
ようになっていた。白川橋から入ろうと思っていたので川沿いを上流に走る。     
 人気のある川なので、あちこちに車が停まっていた。キャンプ場にも五台の車が停まっ
ていた。白川橋には車がなく、ホッとしたのだが、橋の上から見る川はどこがポイントか
わからないような状態だった。只でさえ大きな川なのに、川幅いっぱいに増水していて、
川に入るのはいいけど、渡れるのかなあ…という感じだった。            
 とにかく橋から入渓した。しかし、川幅が広いのでポイントと思われる場所に毛鉤が届
かない。流れの押しも早く、毛鉤はあっという間に流される。            

最上白川は大増水していた。川幅いっぱいの流れ。 何とか粘ってヤマメが釣れた。この川のヤマメは白い。

 何度も腿くらいの深さを渡り上流へと遡行するが魚の気配はない。明るい瀬でやっとヤ
マメが掛かった。白川のヤマメは色が白いのが特徴だ。まあ、ボウズを免れたのでよしと
する。広い瀬で対岸の柳の木陰が怪しかった。そこに毛鉤を振り込んだら、枝にかかって
しまった。「まずいな…」と思ったのだが、大きく竿をあおったら、なんと竿がポッキリ
と折れてしまった。                               
「ああ〜〜〜、やっちまった」普段なら糸を握って引っ張るのだが、深い瀬だったので近
寄れず、糸をつかむことが出来なかった。しかし、運も悪い。背中のリュックから予備竿
を出して仕掛けをセットする。                          

またヤマメが釣れた。それにしても渋い。 流れはどこがポイントかわからない状況。


渡れない場所も多かった。 イワナが釣れた。

 こんな状態でも何とか3尾釣ったのだが、ふと前を見たら、何と先行者!「あらあら、
これはダメだ…」とあきらめて脱渓。最上白川は超有名河川なので、釣り人が多い。林道
で車に帰るまでに3台の釣りらしき車とすれちがった。平日なのにねえ……。まあ、人の
事は言えない。                                 

またイワナが釣れた。 思ったほど釣れなくてガックリしてる。


白川橋の上から下流を見る。 上流を見る。

 車に戻って考えた。まだ宿に向かうには時間が早い。かといって最上白川で釣る気には
ならない。そこで、前日地図を見て気になっていた川を見ることにした。       
 で、初めて入った次の川がすごかった。様子を見ようと思って橋のたもとから入渓した
のだが、10メートルも行かない場所でヤマメが5つも出た。良型が追ってくるのも見え
たし、大きなヤマメを掛けばらした。小さな川だったが、ここは本格的にやったら面白そ
うだ。                                     

小さな川の上流部。橋から流れを見る。 ヤマメが釣れた。


小型のヤマメが次々釣れる。 ここは面白い。

 宿チェックインの時間が迫っていたのでそのまま脱渓したが、こんな川もあるんだと感
心した。小国川水系はすごい。                          

 今日の宿は瀬見温泉の観松館。一番安い夕食だけのお手軽ビジネスプラン。温泉はいい
し、夕飯も豪華だった。生ビールの旨かったこと。                 
 明日の朝は早く出て鮭川水系を狙う予定。                    

宿はビジネスプランなので洋室。 夕食はとにかく豪華。前夜とは大違い。


とにかくビール。一日お疲れさま。 今日の鮎はちゃんと焼いてあった。カリカリで旨かった。




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