山形置賜の釣り1
上杉鷹山の里で釣りをした。その一日目。
18日、早朝四時に待ち合わせて、加藤さんの車で山形へ向かう。夜明けの東北道をひ
た走り、山形に向かう。福島飯坂から山越えで山形入り。途中でコンビニを探し、昼ご飯
を買い、9時半に目指す沢に到着し、すぐに釣りを開始する。
下流に一台車が停まっていたのが気になるが、川の水はちょうどいい量で、テンカラの
毛鉤も気持ち良く飛ぶ。
| |
加藤さんのプリウスで山形まで来た。 |
入渓した川はこんな感じ。釣れそうな予感が… |
| |
加藤さんがすぐに大きなイワナを釣った。 |
次は私が釣った。きれいなイワナだった。 |
| |
ボウズを免れた記念写真。 |
こんな開けた川だった。 |
| |
なかなかいい型のイワナが釣れた。 |
気温が上がり、川霧が出た。幻想的な景色だった。 |
入渓してすぐに加藤さんが良型のイワナを釣る。満面笑みの加藤さん。今日はエサ釣り
ではなくてテンカラだけで一日釣りをするという。
私もすぐにイワナを釣る。「これはいい感じだぞ…」と勢い込むが、3尾釣ったところ
で、後が続かない。
| |
またイワナが釣れた。 |
慣れないテンカラに苦労する加藤さん。 |
| |
霧の中の加藤さん。 |
黙々と竿を振る加藤さん。 |
川はいいのだが、魚の気配が消えた。気温が上がってきて、額から汗が流れる。川面は
白い霧が立ちこめたようになって幻想的だ。景色はいいのだが、魚の気配がない。
しだいに釣りが散漫になってくる。加藤さんも疲れたようだ。休憩中も言葉が少ない。
思い切って提案する。「一旦上がりませんか?」「そうだね」
藪をこいで林道に出る。車に戻るまでの足取りが重い。次にどこに向かうか話ながら林
道を下る。どちらからともなく、車の下流をやってみようという話になった。車の近くで
釣れたのだから、下流は釣れるのでは…という思いは同じだった。
| |
テンカラ師加藤、竿を振る。 |
小さなイワナが釣れた。 |
車から下流に下ると二股の橋に出た。「ここから釣ろう」と入渓する。私は試しにと支
流へ入って見た。すぐに小さなイワナが釣れたが、その後はやはり魚の気配がなかった。
本流の加藤さんに合流し、すぐに大きな堰堤にぶつかった。この堰堤で粘ったのだが釣
れなかった。高巻きして堰堤の上に行く。すぐ上の淵で加藤さんが良い型のイワナを釣っ
た。私もすぐ上の淵でイワナを釣った。いい引きのイワナだった。そして橋の下の深みで
もう一尾イワナを釣った。結局このイワナがこの川最後のイワナになった。
脱渓して考えると最初の橋周辺でしか魚は釣れていない。ここだけ竿抜けだったという
ことだったのか?? 謎だ。
| |
加藤さん、執念で大きなイワナを釣る。 |
いいのが釣れて満面の笑みのkuroo。 |
| |
こんなポイントで釣れた。 |
この川で釣れた最後のイワナ。 |
本流の下流で加藤さんが大きな淵を見つけ、ここでエサ釣りをするという。私は本流を
上流へ向かってテンカラで釣りをした。30分ほど遡行したが釣れなかった。二度ほどア
タックはあったのだが掛けられなかった。シビアなアタリだった。結局、加藤さんも淵で
は釣れなかった。
午後の良い時間になったので「もう宿に行こう」ということになり宿を目指す。今日の
宿は白布温泉の中屋別館不動閣。約一時間ほど走って宿に着いた。
ここは長いオリンピック風呂というお風呂で有名な宿だった。チェックインしてすぐに
風呂に行く。噂に違わず長い風呂だった。なにより、温度が高くて体のほてりが収まらず
に困った。ほてり冷ましに宿前を散歩する。 宿の端にヤマウコギの垣根がしつらえてあ
ったのに驚いた。上杉鷹山の教えはこんなところにも生きていた。
| |
露天風呂。 |
宿名物のオリンピック風呂。 |
| |
宿の外観。 |
ほぼ満室。 |
| |
赤く丸いポストが立っている。 |
宿の名前になったお不動様。 |
| |
歩いて入る入り口の門。 |
上杉鷹山が推奨したヤマウコギに垣根。 |
| |
夕飯のビールが旨かった。 |
豪華な夕食。食べきれない。 |
| |
米沢牛サイコロステーキ。 |
三種類の日本酒飲み比べセット。 |
夕飯は食事処で食べた。米沢牛のサイコロステーキがメインで、食べきれないほどの量
がズラリと並んでいる。温泉旅館の夕飯は本当に量が多い。ビールを飲んで、酒を飲んだ
ら、何種類かのおかずが食べられなくなってしまった。ご飯は夜食用にお握りにしてもら
った。
●釣りのトップへ戻る
●kurooの部屋トップに戻る